ポジョ・アサドをテイクアウトしよう

マラガには日本のような「お惣菜」が、ない。もちろん「お弁当」も。これは本当に不便で「誰かやってくれないかなー」と待ち続けて、はや二十年(涙)。もうあきらめたけど。

時間がない時に「ぱぱぱっ」と買って持ち帰れるお弁当やお惣菜は、本当にすばらしいと思う。特に風邪なんかで体がえらい時に
「玉ねぎを切って、にんにくをむいて・・・」
と台所でやっていると、気を失いそうになる。

そんなマラガでも、胸を張って自慢できるテイクアウトがある。それは「ポジョ・アサド」。オーレ!チキンを丸ごとオーブンでこんがり焼いてるお店。どこの地区にも必ずあります。とりあえずこれが「お惣菜&お弁当」にもっとも近い。と思う。

だいたい買う予定もないのに、このチキンを焼く匂いに誘われて「ふらふら~」と吸い寄せられてしまうのである。この日もそうであった。エル・パロへ買い物に行った帰り。

右手には「テープやハケ、ネジなどの工具」、左手には「野菜と果物」をいっぱいに抱え、左の肩には「プラスチック製のテーブルクロス5メートル」をくるくる巻いて絨毯のように抱え、ここで「チキン」に出会ってしまうという。

どうやって持って帰るのか。それはまた考えよう。だって、おいしいそうなんだもん。それにお腹空いたよー。で、さっそく注文。
「チキン一羽くださーい」
「今焼き上がるから、五分待ってね」
「座って待ってまーす」

このお店では、待合スペースではビールも飲めるようになっていた。いたれりつくせり(笑)。缶で1,5ユーロ。ひと休みもできます。

さて、この「ポジョ・アサド」、気になるお値段は・・・
「チキン一羽、丸ごとで7,5ユーロ!」
いいでしょう。胸とももがそれぞれ2ピース。計4ピース入り。ちゃんとお持ち帰り用のパックに入れてくれます(写真二枚目)。

やっと我が家に着き、重い荷物を下ろしやれやれ。まずはビール。を飲みながら、トマトと玉ねぎ、にんにく、オリーブオイル&酢で、簡単サラダを作る。
「いただきまーす」

至福の時。おいしい~。うれしいー。一人で乾杯。
「サルー!」

とても便利な「ポジョ・アサド」。マラガへお越しの際はぜひお試しください。ちなみに「メディア(ハーフ)」でも頼めます。が、5ユーロなので割高。

私はいつも残った分は「野菜炒め」や「カレー」にして食べています。味付けが変わるとまた、もりもり食べられる~。

家にオーブンがない短期滞在者のみなさん、「ポジョ・アサド」でちょっと優雅な食卓をお楽しみください。

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