コルドバのパティオ祭・2

昨日の続き。宿泊先も旧市街の中にあるので、五分も歩けば「パティオ祭」ゾーンの始まり!まずは「パティオ祭マップ」を入手しましょう。
「どの家が、パティオコンクールに参加しているか」
すべて記入されており、大きく六つのゾーンに分かれています。

このマップを手に、私たちもさっそくパティオめぐりをスタート!とはいえ、今年のコンクール参加パティオは45もあり、すべて見るのは不可能。なにしろ現地集合&現地解散、強行一泊二日なので・・・

さて、最初のパティオがこちら!(写真一、二枚目)。おぉお。見事に花だらけ。これぞコルドバのパティオ。観光客が写真を撮りまくる(笑)。
「ケ・ボニート!(めちゃかわいいーっ)」
「マラビジョーソ(すばらしいね)・・・」
などの言葉が、パティオとそのご主人さんたちに捧げられる。

花と木陰、泉や井戸、噴水、タイルなどで構成されたパティオは、言ってみれば家の中に作られた楽園。そこに身を置くだけで、見も心も癒されていく~。ああぁ、来てよかった。プールだってほら!花園に埋もれて(写真三枚目)。

入場は無料ですが、できればチップを小銭入れに入れてあげてください。写真代というか、気持ちよく過ごせた時間に。そして「ムーチャス・グラシアス!」と、笑顔で挨拶するのも忘れずに!

本当は続けて、次々とパティオを見て周りたかったのですが、なんと!昼間はシエスタで閉まってしまう、というではないですか。パティオに入れる時間帯は11~14時、そして18~22時。というわけで、ランチをすることに。

ちょうど近くに「プラサ・コレデーラ」という広場があり(写真十一枚目)、その一角にある庶民的なバルへと突進。今回はどこに行っても
「コルドバ名物『サルモレホ』を食べる!」
と決めていたので、迷わず注文(写真七枚目)。

とりあえずビール。食事と一緒に赤ワイン。
「おすすめは?」
「カリジャーダだね!」
と、お店のご主人、ではなく常連のお客さんが教えてくれる。この辺がアンダルシア(笑)。オーレ!で、さっそく注文(写真九枚目)。

見ただけでは単なる「肉の煮込み」ですが、ポイントは香辛料やシナモンをたっぷり使っているところ。はちみつ入りなので、やや甘いところもなんとなーく日本料理を思わせる(マラガの料理は基本的に料理が甘いことはない)。

お腹いっぱい。再びよろよろと歩き出す。めざすは「カフェテリア」。が、そこいらのカフェテリアとは、わけがちがう。今回どうしても行きたくて、わざわざグーグルで調べた特別なカフェテリア。

「ももが自ら、検索して情報を送ってくるなんて・・・信じられないよ」
と、ハビ吉も小首を傾げている。それくらい、真剣だ。
「で、どこにあるの?」
「たぶん、こっち・・・」

迷路のような小道を、よろよろと進む。午後四時。気温は三十四度。暑い。もうろうとしながら、地図を片手に歩き続ける。果たして。カフェテリアにはたどり着けるのか。

(明日に続く)

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「コルドバのパティオ祭・2」への2件のフィードバック

  1. ケ・ボニート!!
    そんなパティオでのんびり座ってコーヒー飲んだら至福ですね~~~
    すごい、すごい、すごい。

    こちらでもガーデン巡りというのありますが、イングリッシュガーデンでスペインよりずっと地味です。

  2. 確かに、南スペインアンダルシアは「派手好き」ですね。
    セビジャーナスの衣装や小物、色使いも含めて。
    「これでもか」的な(笑)日本のわびさびとは正反対かも。
    イングリッシュガーデンの奥ゆかしさや深みはまったくなし。

    でも、なんというか「生命力」にあふれていて
    全力で人生を楽しんでいる感が、アンダルシアの魅力。

    「歓喜」「感激」「血わき肉躍る感」が
    「センス」「かっこよさ」よりずっと大切(笑)

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