16.タブレット一日集中講座

新年、明けたばかりの一月二日。
さっそく名古屋にて「タブレット一日集中講座」。なのである。世間はお正月休みというのに。まるで休日出勤、のような緊急講座の講師は・・・ジャジャーン!後藤KK。お休みのところ申し訳ありません。(今年こそ、KKを改めたいと思いつつ後藤さんだと勢いがつかず、今日はこのままいかせていただきます)

「安いタブレットを買いたいのですが、どうしたらいいんでしょう」
と、不安げな表情でクロ隊長にお尋ねしたのが、全ての始まり。なにしろ数日後にはスペイン帰国なので、今日一日でタブレットをゲットし、使えるようにしなくてはならない(できるのか?)

さて、約束の名古屋駅JRタワーズで、まずはランチ。13階にある「美々卯」でおいしく、うどん&天ぷらに箸を進めていると・・・
「タブレットだけど、どれくらいのサイズがいいの?」
後藤KKは、平然と尋ねられた。が、そんなこと、考えたこともないので聞かれても「はて」、と小首を傾げるだけである。
「あー、えー、まったくわからないので、えーと、サイズっていうより使えるかどうかで・・・」
「・・・・・」

後藤KKは、何も聞き返さなかった。が、その私の返事で、すべての状況をお察しされたようであった。そしてバッグの中から、ぞろぞろと何かを取り出した。
「これ、全部タブレットなんだけど、どれくらいの大きさのがいいのかな」

テーブルには、大小さまざまなタブレットが、四つほど並べられた。私はこれから「タブレットをお店に一緒に買いに行く」と思っていたので、まさか「タブレット」なるものを、うどんや天ぷらと一緒に眺めようとは、思ってもいなかった。

「このサイズだと、文字の大きさはこんな感じかな」
後藤KKの手によって、電源が入れられると、よく見るアイコンが画面に浮かび上がった。聞けば後藤KKは「携帯用マイ・WiFi」を持ち歩いていらっしゃるので、いつでもどこでも即座に、インターネットに接続することができる。のらしい。そして驚くことに、今並べられたタブレットはすべて、後藤KKの所持品。で、「家に置いてあるものを持ってきた」と涼しい顔でおっしゃった。

「ど、ど、どうしてこんなにタブレットを持っているんですか」
驚きのあまり、問い詰めるような口調になってしまった。
「いやー、買っているうちに増えていって・・・」
えへへ、と笑いながら後藤KKは、ぽつっとつぶやいた。
「よかったら、あげるよ、一つ。僕の中古だけど」
「ええーっ、本当ですか!」
「もう、ほとんど使わないし」

夢のよう。タブレットが何たるか、も知らないうちに。その現物が「はい」と、目の前に差し出されたのだ。お店に行かずとも、バッグから。それは忽然と。
「まるで、富山の薬売りの行商人のようだ」
と、私は秘かに感動した。

場所を「コメダ」にかえ、本格的に「タブレット」を「使えるようにする作業」が始まった。といっても、これを行われるのは後藤KK。私には想像もつかない。が、「あるものを消し、新しくソフトをダウンロード」みたいなこと。らしい(すみません)。

書くと一行ですが、これが何時間にも及ぶ作業なのです!お茶を飲み、スイーツを食べ、さらにお茶し・・・。Fecebook, You tubeなどを一つ一つダウンロードし、入れ込んでいく。そのうちひしがれたような後藤KKの丸い背中を見ていたら
「何としてでも、マスターして使いこなせねば!」
と、いう気になるではないですか。

やっとダウンロードが終了し、周りのお客さんから白い目で見られながら、コメダを出る。場所がえして、本日三軒目の喫茶店へ。いよいよ「レクチャー」の始まり。今日の講座で使えるようにならなくてはならないので必死。メモを取る手にも力が入る。

やっと、集中講座が終了。もう午後五時半過ぎ。後藤KKからいよいよタブレットが手渡される。感無量。「タブレット授与式」では、頭から湯気が出てました。こんなに必死で理解しようとしたのは久しぶり。

後藤KK、クロ隊長、お忙しいところ本当にありがとうございました。タブレットはスペインで、大活躍中しています。「どんなふうに?」かは、また改めてブログで紹介させていただきます。最後になりましたが、クロ隊長!「iPodカバー」のプレゼント、ありがとうございました。これで指から滑り落ちなくなりました。

これからもどうぞご指導よろしくお願いいたします。

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