19.鎌田さんと紙風船

昨日の続き(7月のことを書いています)。
朝から、ヘアバンドにランニングで「荷作り」。
スーツケース&スポーツバッグに「これでもか!」と文房具&食料を詰め込む。扇風機を最強にしても、湿気で全身から汗が流れ落ちる。そんな時であった。
「こんにちはー」
懐かしいその声の主は、鎌田さん。30年近く、母の親友でいてくださった鎌田さんは、時々こうして蒲郡から車を飛ばして遊びに来てくれる。
「はい、お土産!」
100均で購入したという、おもちゃがいっぱい詰まった袋は、まるでサンタさんのプレゼント。ここ数年、うちのピアノ教室の子供たちへのお土産の紙風船は、こうしてすべて鎌田さんが調達してくださった。

去年までは、母とべラといっしょに、ダイニングテーブルで食事やお茶をするのが恒例行事だった。 あっというまに空席が増え、なんだか急にさみしくなる。でも今日は,鎌田さんの登場で盛り上がる~!
「みえこさんの笑顔は、すばらしいです」
といつも言っていたベラ。
鎌田さん、沢山のお土産と元気な笑い声をありがとうございました。
これだけ笑ったら、天国まで届くだろうなぁ。

CIMG2382

鎌田さんの紙風船が、ピアノ教室ではいつも争奪戦に(笑)
スペインにはないもんねー。 CIMG2386 べラの絵。毎年、日本を去る前に両親に絵をプレゼントしてベラ。
「上手なのか、何なのかわからんねぇ」といつも母は首をかしげていた。
台所に立つ母と、運転をする父、の図らしい。

 (「ニッポンふらふら記」完) 
★これまでおつきあいありがとうございました。明日は番外編。
 あさってからは通常どおり「9月現在のマラガ情報」に戻ります。

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