1.フィンランドから名古屋

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いきなり今日から始まる日本滞在記。
遅っ。すみません。
今回のシリーズ名は「ニッポンふらふら記」。暑くてふらふらになったから。顔面から汗をしたたらせて食べるって、スペインにはないなぁ。

さて、6月末にマラガを出発。
フィンランド航空なのでヘルシンキ経由。しかし何がびっくりって、マラガ~ヘルシンキ間のお客さんは95%が北欧人。
で、当然というのか公用語は
フィンランド語か英語。
えっ、もうスペイン語通じないの?
マラガ発なのに。

マラガから約4時間半。
ヘルシンキが近くなると眼下に
「不思議な点々」が見えてくる。
無数に刻まれた大地の模様。
「これはいったい・・・」
と眺めているうち、その正体にはたと気づく。
「やややや、これ全部・・・湖?」

その数、軽く100とか200とかある。
よく眼をこらしてみればその点々は
地平線まで限りなく続いていて
1000とか2000とかありそうな勢いだ。
「うひゃー、さすが湖の国」

そしてフィンランドは忘れてならない
あの「ムーミン」の祖国なのだった。
空港に下りれば、もうそこはムーミンワールド。
お人形までお出迎え。

が、ゆっくり見ている暇はない。
ムーミン横目に小走り。
なにしろ名古屋行の便への乗り換えは
一時間しかないのだ。

今回の「手荷物」は、これまでとは様子がちがう。
ミュージシャン時代、つまり去年までは
「私物」が軽く収められていた。
が、今年は荷物のほとんどが「作品」。

なので小さなスーツケース以外にも
キャンバス画の入った黒バッグや
絵を収納するための長い筒などが
体の周りで踊っている。
「うー、大変じゃ~」

トイレに行くのだって一苦労。
「どうしてこんなに沢山、描いてしまったのか」
自分で始めたこととはいえ
「日本に着いたらどうやって運ぶのか」
考えると気が遠くなりそうだ。

が、その時まだ私は知らなかったのだ。
名古屋空港で私を待っているのが
「スーツケースいっぱいの作品群20キロ」
だけではないことを。

名古屋空港に降り立ったとたん
「何か変だ・・・」
と感じ、あわてて周りを見回してみるが
日本人のみなさんは、まるで普通の顔をして歩いている。

「何かが起きている」
その異常な雰囲気に気づいたのは私一人。
「た、た、大変だ。何かが起こっている・・・」

あたふたしながら、むせ返るような空気に
息苦しさをおぼえたその瞬間
「異常事態」の正体に気づいた。
「湿気だ・・・」

私の知る湿気とは、まるで違う。
その重さと濃度たるや、息をするのも苦しい。

「夏に行くの?ニッポンの湿気はすごいよ」
そんなあきさんの言葉を思い出しながら
体中に作品を巻き付け
名鉄に乗るため、ふらふらと歩き出した。

(明日へつづく)

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「1.フィンランドから名古屋」への2件のフィードバック

  1. ヘルシンキ空港に降り立つだけで、ムーミン祭り。
    ぜひ、行きたい。ミーやミムラ姉さんにも会いたい。街に出たら更にすごいのだろうか。
    行って確認したいなぁ。

  2. どうなんでしょうね。ヘルシンキの町って。
    スナフキンは?お寂し山は?

    確かこの時、最高気温が22度くらいだった気がします。
    北欧の夏は涼しいんだなぁと思った記憶が。

    そういえば飛行機に乗った時
    「飛行機モードにしてください」と言われ
    とても焦りました。何じゃそれ。
    結局スチュワーデスさん3人がかりで取り組んで
    頂きましたが、操作わからず・・・

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