11.さくらサルサ

『ももの音楽づくり♪』、第11回目の今日は
日本の名曲、『さくら さくら』を紹介します。
『さ~く~ら♪』って、ときどきホテルで弾いてはいましたが
最初は原曲に近い、静かなアレンジでした。

そんなある日、わたしの脳天を直撃する出来事が起こりました。
それは毎週、通っていた「サルサ教室」で
汗だくになりながら、くるくるサルサを踊っていたときのことです。
「あれれっ、『さくら』ってサルサにあうんじゃないの?」
そのとんでもない思いつきが、どうしても頭から離れず
サルサ教室から飛んで帰ると、さっそくピアノに。
「うわぁ、すごいっ! さくらって、サルサにぴったり!」
この思いがけぬ発見に感動し、
つかれたように、『さくらサルサ』の編曲を始めたのでした。

「できたっ!」
さっそくべラと合わせ練習。
「おおお~っ、いいぞぉ。早く、日本で弾きたいなぁ!」
と、悦に入るわたしとは正反対に、べラが心配そうにつぶやく。
「こんなことしてだいじょうぶ?失礼だって、
僕たち弾いてて、いきなり斬られたりしない?」
「へっ?」
「だって、さくらって、国花でしょう。つまり国歌みたいなものだよね、この歌は。
それを、サルサなんかにしちゃって」
「・・・・・・・」
とりあえず、スペインで弾くかぎり、問題はないであろう。

と、いうわけで、
スペインのホテルで弾くときは「さくらサルサ♪」って、紹介しています。
前半は日本風にしっとり、後半はラテン風・のりのりにアレンジしてみました。
これを弾いてると、うちのオウムがピアノの上で踊ります。
いつか日本で弾いてみたい、と密かに思っています。

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