ももショップのアトリエ作り・4

CIMG2800 CIMG2815 昨日の続き。
(これでソファも見納め)

クロ隊長から
送られてきたメールには
これまで私が
想像したこともない
言葉が並んでいた。
(思い出しながら書いている
ので言葉遣いはちがうかも。
ニュアンスということで
お許しください)
「べラの告知を受けた頃から
ももちゃんの描く線が
細くなったのが
気になっていました」

私はまったく
気づいていなかったので
本当に驚いた。

「ももちゃんの絵は
『線』より『面』。
それが出てこなくなった」

「本当に元気なのかな」

そして私を
心から驚かせたのは
次の言葉だった。

「ももちゃんの絵は
音楽でできている」

そんなこと
考えたこともなかった。
でも・・・
思い出してみれば
私は演奏のかわりに
編曲のかわりに
練習のかわりに
作曲のかわりに
絵を描いていた。

べラが亡くなって
ピアノをまったく
弾かなくなり
その後のつらい時期
私は「画文」を描いていた。

まっすぐに立っているために。
自分を保つために。
生きていくために。

だからずっと
「私の絵は『涙』でできている」
と、思っていた。

それなのに・・・

クロ隊長は
「音楽できている」
と、言う。

その瞬間
私の目から涙が
あふれ出した。

「私は音楽を
捨てていなかった!」

そう、形が変わっただけ。

その発見は私に
演奏はしていなくても
「音楽と生きていること」
をはっきりと
感じさせてくれた。

演奏するのが、ミュージシャン。
これまでは、そうだった。

これからは
音楽を絵にしよう。
べラといっしょに弾きたかった曲。
毎日聴いている
パポ・ルッカ師匠のサルサ。
ピアノ教室の生徒さんたちと
弾いているいろいろな曲。

私の絵は
音楽でできている!

だから、流れている。
メロディのように。

音が、和音が、
リズムが、ハーモニーが
色に、線に、形に、なった。

その「発見」を
クロ隊長に感動して伝えると
「あれ、知ってるかと思った」

自分のことは
本当にわからない、と思う。
言葉で伝えられて
初めて実感する。
意識する。

友達って、すごいな、と思う。
なんでもお見通しなのだ。

不思議なことに
そう理解してから
私は再び
ピアノに向かうようになった。

見るのもつらかった
ピアノの前に
ときどき座っている。

弾くのはたいてい
パポ・ルッカ師匠のサルサだけど
昨日は汗が出るまで
弾いていた。

そんなピアノの音に
一番驚いているのは
うちのオウムだろう。

久々にピアノ室に飛んできて
ピアノの端の「特等席」に
丸くなってとまり
「音楽鑑賞モード」に入る。

あんなイタズラっ子が
「ピー」とも言わず
何時間でも
黙って聴いている。

いつもの風景。
前は毎日、こうだった。

1時間もサルサを弾いたら
さすがに疲れて
オウムを見る。
と、なんということか。
「こっくり、こっくり」
眠っているではないか。

こんな激しいリズムと
ピアノソロを聴いて
眠れるなんて。

ううむ。
オウムにとっては
いつも聴いている
「サルサが子守歌」
なのであろう。

(来週に続く)

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「ももショップのアトリエ作り・4」への1件のフィードバック

  1. ピアノ教えるのはやめないでほしいと思います。
    ブログ書いているのでたまに見に来てください。

    http://blogs.yahoo.co.jp/lucy55five
    ももさんのこともこれから書きたいと思っています。

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