ベラのこと・7「バイキング船づくり」

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「遺骨」を受け取りに
行った後
今夜のお葬式のための
「バイキング式の葬送」の
準備に私たちは全力投球。

「バイキング式の葬送」とは
いったい何なのか。
説明しましょう!

「船に遺体(のかわりに遺骨)&思い出の品々を乗せ
海に流しやがて火がつき
燃えながら海に消えていく」
というもの。

かっこいいー。
ベラにぴったり。
でも、できるのかな。

船はクリスチャンに任せ
カロリーナと私は
飾りつけ担当。

場所はチリ人の友人ハイメが
庭先&工具を提供してくれる。

マテ茶を飲みながら~。
この日もマラガは30度の夏日。

ベラを迎えに来たテラルが
ずっと続いています。
見守っていてくれてるのかな。

カートンが役に立ってます。
まさかこのためにカートンを
使うとは思ってもいなかった。

この大きなハート型のは
メッセージボード。

日本の両親から届いた写真や
手紙も船に乗せることに。

船の中に入れるものは
ろうそく、写真、手紙、
にんにく、チョコレート、
釣の浮き、バイオリンの絃、
楽譜、折り鶴、花・・・

船が浮かぶように
木の箱の下に
ペットボトルをくくりつける。
さらに緑色でペイント。
いい感じ~。

午後4時から始めて
あっというまに7時。

マラガの午後は長いので
日が沈むのは夜の9時。
だからまだこんなに明るい。

「おおざっぱ」で
「常識はあまりない」
私たちだが
こういうことには燃える!
意気投合。
文化祭やイベントには強いかも。

できあがり~。
オウムのグレーの羽も
くっつけちゃった。
小さなバイオリンと折り鶴も。

「すごいー、できたー」
「パパ、喜んでるよね」
私たちは大満足だったが
問題は
「船に火がつき、海を流れながら燃え尽きる」
という一番肝心な
エンディング部分が
はたして技術的に
可能かどうかということだった。

「バーベキュー用の炭をつめて
着火液を振りかければいいんじゃないかな」

気がつけばもう8時。
おなかぺこぺこじゃー。
ハイメにレンズ豆のスープを
ごちそうしてもらい
いざ、海へ!
はたして「バイキング式の葬送」は
成功するのであろうか。

(明日に続く)

 

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「ベラのこと・7「バイキング船づくり」」への3件のフィードバック

  1. いやあ、なんかお葬式なのに、すごくドキドキします。(もう終わったこととはいえ)ガンバレ、みんな!

  2. がんばれ、みんな。

    でも、私はただただ涙してます。
    何度読んでも、感動します。
    そして、ベラが羨ましくもあります。

    人と、その死が尊厳あるものとはこういう形なんだと改めて思います。

    ももちゃんの美しさに感動です。

  3. 「ガンバレ、みんな」の言葉、本当にうれしかったです(涙)
    ありがとうございました。今の私に必要な言葉でした。
    心あるみなさまの励ましと元気を
    遠く離れたニッポンからいただいています。

    12月中旬~1月上旬に日本帰国する予定です。
    みなさまにお会いできるのを楽しみにしています。

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