地中海のぴかり芽&光樹

【一日一作プロジェクト】布・ひもで「光樹(ぴかりじゅ)」、ペイント皿で「地中海のぴかり芽」を作った。先日、大掃除の後に首筋を虫に噛まれた。

「うわっ、かゆっ!」

すぐにダニだと思った。そういう痒さ。刺されたのでなく、噛まれた系。どんどん痒みは増すが、もう夜遅く

「眠気がまさって」

いたので、そのまま寝てしまった。明日、傷口を見て改めて対処すればいい。私の場合、プライオリティは

「1に寝る」

なので、例えば「空腹 VS 眠さ」なら、迷いなく「寝る」が勝つ。「蚊」がいても「寝る」。周りがうるさくても、光さんさんでも、シーツがボコボコでも、問題が山積みでも

「とりあえず、寝る」

全ては、寝てから考えればよい。さて翌朝、首筋を鏡で見て仰天。噛まれたところが真っ赤にふくらんで、4つほどデコボコができている。そこまでは、よくある話。問題は

「その4つが連なり『帯』のようになっている」

ぞっとした。その瞬間、脳裏に浮かんだのは「帯状疱疹」。帯といえば、これでしょう。あわててスマホをつかみ、インターネットで検索。初期の症状を読みまくる。

「チクチクはしないなぁ。痛みもない。痒みだけ」

しかし。もしかして。という可能性も捨てきれない。帯状疱疹ならすぐに病院に行き、薬を処方してもらわねば。

「あぁあ、神さま。帯状疱疹じゃないのなら、ずっと『手洗い』でもかまいません(洗濯機問題)」

祈るような気持ちで、心で手を合わせる。結局、3日後には痒みもおさまり、謎の「帯」は消え、ただの点になった。

「あぁあ、よかった。やはり虫だった」

帯状疱疹に比べたら、ダニに噛まれた痕なんて「キスマーク」みたいなもの。虫たちよ、ありがとう。

「とりあえず、ずっと『手洗い』でいいと言ってしまったし」

洗濯機の前で、ぼんやりたたずむ。あ、もう脱水機か。新しく出現した、より深刻な問題を前に、これまでの問題が

「取るに足らないことになる」

このすばらしい仕組みのおかげで、今の私は「ダニに食われながら手洗いする」幸せを噛みしめている。どんな中にも、幸せはある。

~音楽と絵の工房~地中海アトリエ・風羽音(ふわリん)南スペインだより