日本上陸記&己羽道

【一日一作プロジェクト】メッセージアート「己羽道(おのればねみち)」を作った。「日本上陸記・6」。マラガ発・パリ行きの飛行機に乗り込むと、信じられない光景が。

「満員。全くの空席なし!」

真ん中の通路を挟んで3席、1列6席。その「3席の真ん中をあけ、両側に1人ずつ座る(←ソーシャルディスタンス)」と勝手に思い込んでいた。

「うそ・・・全く隙間なし」

さすがに一瞬、うろたえる。とはいえ、ここまでたどり着くのに、あまりに多くのハードルを超えて来たので

「ぼーっと座っていられるだけ幸せ」

という境地。こうして座っていれば、パリには着けるのだ。もう心理的には、3週間前からかなりくたくたなので、正直「感染の心配」どころではない。

「感染の心配より、書類の心配」

怖いのは感染より「書類の不備」になってしまっている。これが、現実。それくらい、出入国のストレスは大きい。

「ただ今より、ドリンクのサービスを開始します」

おお〜。ランチタイム。持ち込んだサンドイッチをバッグから取り出す。ちょっと奮発して「チキン&野菜サンド」を空港で買ったのだけど、これが大正解。機内で配られるのは味気ない

「刻まれたニンジンのサンドイッチ」

こういう時だからこそ「食」でテンションを上げよう〜。温かいレモンティで胃も温めて。

「とにかく今回の日本上陸は長丁場」

だと覚悟。いつものイケイケペースでのぞんだら、途中で絶対にバテる。まずは「呼吸をフルマラソン」に変え

「体力温存スタイル」「バッテリー低電力モード」

に切り替える。マラガを昼に出て、パリまで2時間半。その後、パリで8時間待ち。ようやくパリを出発するのは

「夜の11時半」

さらに、日本上陸後には怒涛の書類審査が。フルマラソンを完走するには、あわてず、怒らず、平常心で。そして何より

「置かれている場所で、今手にしているものを楽しむ!」

これが、今回の旅のマイルール。必要以上に待たされること、やり直しや無駄と思われることが、これからたくさんあるだろう。

「ハプニングを楽しむ100本ノック」

そう思えば、少しは自分らしさ&遊び心をキープできそう(笑)。今回は「自分の弱さ」と向き合う旅にもなりそうだ。

「己羽道(おのればねみち)」

通ったところが、道になる。ハプニングが道を作る!「自分らしさ」という羽で、冒険に挑んでみよう。

眼下に、パリの景色が見えて来た。フランス入国、乗り継ぎは大丈夫か。8時間あるので早めの夕食を取りたいが、レストランやお店は開いているのか。はたして。(明日に続く)

Facebook にシェア
[`google_buzz` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です