今あるものが全て

たった一日でコロナウィルス感染者は94000人を越えた。9000人増。明日には10万人を越すだろう。そして。たった一日で900人もの人が亡くなった。計8200人。

「あと2週間で外出禁止令はとけないだろう」「たとえとけても、私たちの生活スタイルはこれから大きく変わるだろう」

と、誰もが感じている。今日は友人2人から電話があり、Cさんは

「4月中はもちろん、5月末まで必要最低限しか外出しない」

と、はっきり言っていた。仕事、手続きや支払い、銀行、郵便局、食料品、薬局など、目的地へ直行直帰。

「遊びに行くのは海だけ」

と、Dさん。それも人のいない時間帯に。「感染の恐怖」「死の恐怖」は、私たちのメンタリティを根こそぎ変えた。たった2週間で。

「幸せは外でなく、うちにある!」

自分の内、そして自分のうち(家)に。さて。今日はうちにある「全ての画材&素材」をひっぱり出して在庫を確認。

絵の具はもう残り少ないので貴重品(涙)簡単には手を出せないお姫様のような存在。クレヨン、マーカー、色鉛筆、キャンバス地、紙、楽譜、ボンド、テープ・・・

「今、あるものが全て」

という状況。つまり

「使い切ったら、それで終わり」

なんという(驚)買い足しなし。という状態に置かれて、初めて見えるものがある。何があっても作り続ける。と決めているので

「あるもので、クリエイトし続けるにはどうしたらいいか」

にだけ、意識を注ぐ。

「ペイントしたら終わりだ。2週間で」

じゃ、どうするのか。それも。毎日数作を同時進行したい(←暴走制作はやめられない)。その時、オウムが床に置かれたコラージュパーツの上を散歩し始めた。叱ろうとして・・・

「そうか!その手があったか」

アートの女神ミューズの降臨。毎日、何作でも作っていける制作スタイルを発見。さっそく試してみよう。