創作は一つの旅

今日は引き続き、7,8月中に制作した作品を紹介します。今期(2016年9月~2017年6月)は「キャンバス&パネル」がメインなので、こうした「紙の作品」は少なくなりそう。過ぎたら、戻れないのがアートの道。

アートは生き物。音楽もそうだけれど、その時、その時、強烈に惹かれるものがちがう。その渦にアーティストは巻き込まれていく生き物(笑)。あるいは自ら飛び込んで行く。で、出来上がると、最初は想像もしていなかった物が生まれていて、思っても見ない場所に立っている。

創作は、アーティストにとって「一つの旅」なのだと思う。揺さぶられ、巻き込まれ、必死で生み出しているうちに、知らなかった自分自身に出会い、新しい道、作品を知らないうちに切り開く。

だから私は何十と同じモチーフや色遣いを、これでもかと描く。叩きつける。憑かれたように。そうして初めて開ける世界がある。

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うちの玄関に飾ってある絵。緑は私のトレードマーク。cimg2882

カーボンペンシルや マーカーで一筆書き。cimg2893

紙を重ねるコラージュタイプも、これでいったんお休み。cimg2881

これからは「光りもの」も使ってみたい。cimg2693

整頓しても、あっというまに増える画材。cimg2898

スペイン語の言葉も、これからいろいろ入れていきたい。

最近、強く感じているのは「お話」を作ってみたい!ということ。紙芝居スタイルで展示会で並べられないかな。ストーリー性があるものがやりたい。いつか絵本を作れたらいいな。

~音楽と絵の工房~地中海アトリエ・風羽音(ふわリん)南スペインだより