日本上陸記& 波咲

【一日一作プロジェクト】「波咲(なみざき)」を作った。長旅の疲れで、初日は14時間眠った。時計を一回り、プラス2時間。って、これまさに

「パリ〜東京間のフライトと同じ」

爆睡したら復活。さっそく父と庭仕事。まずは雑草取りから。うちの庭は

「そこらじゅうに石がごろごろ」

どこを見ても石だらけ。まっすぐには歩けない。いちおう日本庭園風なので、縁側から「眺める、愛でる」庭。この純和風から

「スペイン風!使う庭、過ごす庭へ」

開拓中(笑)。一仕事した後は、カーマで購入した、折りたたみキャンプテーブルでひと休み。このガーデンテーブルも

「庭で過ごすには欠かせない」

アイテム。父の中には「庭にテーブルを置く」という発想はなかったらしく、最初はなにやら不安げな表情を浮かべていた。

「お父さん、このテーブルで食べたり飲んだり。本を読んだりスマホいじったり。鉢の植え替えをしたり、めちゃ役立つよ!」

洗脳は続く(笑)。さらに。足を出してのんびり日光浴。これっしょ〜。ビタミンDや幸せホルモンは、ガラス越しでは生産されない。直射日光がポイントなのだ。

「乾杯!」「おつかれさま〜」

麦茶で乾杯。この春、父とYさん(近所の業者さん)によって設置されたウッドデッキにひっくり返る。

「最高やん」

聞けば父は、このウッドデッキでカーペットを日干ししたり、洗濯物を置き干ししたり。ふちに座ってベンチにしたり。

「ウッドデッキがあると、すっと庭に出て行けるよ〜」

すっかり楽しんでいるもよう。よかったよかった。これまで洗濯物を干すには「靴に履き替え」「飛び石」を渡って、物干し竿まで到達せねばならなかった。それが今は

「ウッドデッキへすっと出て、さっと洗濯物が干せる」

快感〜。いいことずくめのガーデンタイム。と思いきや、思いがけない落とし穴が。

「うわっ、蚊に刺された」「あっ、こっちも。痒っ」

そうか〜。蚊がうじゃうじゃいるから、庭でのんびりできないのか〜。マラガとの気候の違い。すっかり忘れてた。蚊取り線香、置けばいいのかな?

築30年になる純和風の家。これからどんな姿に変わっていくのやら。楽しみ〜。和とスペインの融合。ももアートで埋め尽くすぞ〜(笑)。

「実家は最高の素材、遊び場」

だって、何をしてもいいんだもーん(笑)。日本帰国のたびに、父とあれこれ手をかけるのが楽しい。

「この和風の砂壁を、漆喰で塗ってみたい」「漆喰アートもいいよなぁ」

やる気は満々。ないのは時間。私を貫く「遊ぶ」という感覚。真剣に、集中して、全力で命を注いでいる瞬間でさえ、私は遊んでいる。

「遊異結(ゆいむすび)アーティスト」

身の回りにあるものと、遊びながら異(異なる素材、スタイル、分野、人、場所、考え方、生き方・・・)を結ぶ。これが、私の歩く道。

2023年からは、ジャンルの異なる方々とのコラボアートもしてみたい。やりたいことはいっぱい。なのだけど、その前に

「スペインから持ち運んだ作品群の整理」

をしなくては(汗)。運ぶことに一生懸命で、その後に「整理がある」ことをすっかり忘れてた〜(笑)。その時、台所から父の声が。

「やってほしいことがあるんだけど〜」

勢いよく飛んで行く。誰が想像しただろう。それから始まる怒涛の日曜大工。わかっていれば、スペインから自分のノコギリを持って来たのに(笑)。さてはて、何が始まるのか。(明日に続く)

★作品紹介「波咲(なみざき)」。歓びや悲しみで、心に波が咲く。サイコロアート。

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