月と古城と羽の生えた猫・2

【一日一作プロジェクト】黒猫を主人公にした物語アート「月と古城と羽の生えた猫」その2を作った。今回は初のスタイル

「キャンバス重ね」

に挑戦中。物語は「中心から外に」向かって広がって行く。1番上に置かれた作品(白枠に囲まれた緑の城と黒猫)が一番小さく、2番目の作品の上に乗っかっている。

これからさらに、3番目の作品に取りかかるのだけど、これら2点の「下」に置かれるので、さらに大きくなる(笑)。

「別々でも、重ねても作品になる」

ところがポイント。新しいことってわくわくするなぁ。今年も「思いつきで行動」しよう。木枠付きのキャンバスにペイントしたら

「うっとりするくらい描きやすい〜」

笑。いつも素材を選ばずペイントしているので、筆が滑らなかったり、発色がよくなかったり、表面がボコボコしていたり。よれて描きにくかったり。とにかく

「なんだこりゃー」「うわぁ〜」

の連続。それが、するすると。何の問題もなくペイントできる。当たり前だけど、木枠付きのキャンバスって、ペイントするためにあるんだ(笑)。

ストーリーは、もう少し先に紹介するとして、別室を「作業スペースに自力リフォーム」していると、ハビ吉からメッセージが。

「テレサ叔母さんに会いたい?」

会いたい。即答。修道院の上層部の決定で「外出禁止令」が出され、クリスマスも年末年始もグラナダ県から出られなかった尼僧のテレサ叔母さん。

「マラガに行って家族に会いたい」

ビデオ電話の向こうで、一人静かに笑っていたテレサ叔母さん。ハビ吉があれこれ画策して

「家族の訪問があれば、ランチ外出の許可がおりる」

ことに。そのためには、家族がテレサ叔母さんの住む施設まで行かなくてはならない。

「グラナダ県のグアディクスという町まで行くけど来る?」「行くーーーっ!」

車で片道2時間。日帰りで行ける距離だけど

「別の国くらい寒いから防寒着で」

と指示が入る。マラガからグラナダまでは問題ないが、その先のグアディクスへと続くラ・モラ峠は

「毎年、雪で通行止めになる難所」

なのだ。雪に覆われたシエラ・ネバダ山脈。その北側にたたずむ、忘れられたような寒村地帯。私にとって初めて足を踏み入れるゾーン。聖域。

「テレサ叔母さんに会いたい!」

はたして。無事たどり着けるのか。外出ランチはできるのか。(あさってくらいに続く)

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「月と古城と羽の生えた猫・2」への2件のフィードバック

  1. 明け、おめ
    ももちゃん、現代のピカソちゃん
    頑張ってますね。

    月と古城と羽の生えた猫、好きなシリーズです。今日の絵は色が研ぎ澄まされた感じ。でも、魔法の国にいるみたいね。
    感情の渦巻いた感じも好きです。

    無事にテレサさんに会えますように。祈

  2. さとみさん、明けましておめでとうございます。お元気そうでよかった!
    彗星のごとく現れ、去り、思いがけない頃にまた現れるさとみさん(笑)。

    「魔法の国」。おぉお〜。さすが、さとみさん!ストーリーはまだ紹介していないのに。実は「魔法」が出てきます。楽しんでもらえたらうれしいな。

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