三食シエスタつきのオウム

毎日「遊んでいる」だけ。のうちのオウム。三食シエスタつき。みんなが弾くピアノを毎日聴きながら過ごしている。

すばらしい生活だと思う。窓の向こうには毎日約束された青い空と地中海。

朝、鳥かごから出ると、まずは作業場へ。ここで朝食まで一人で遊んでいる。

もちろん、乗ってはいけない絵の具や文房具の上にとまるのが好き(写真一枚目)。

はたから見ても「乗りにくい」と思うのだが、針山のような色鉛筆の束にもよく乗っかっている。

目を離すと、鉛筆の芯は見事に食いちぎられており、使おうとして初めて気づく。といった状態。

だから物差しやホウキで追い払うのだが、敵も慣れたもので、数分すると音もなく作業場に戻ってくる。

ピアノ室もしかり(2枚目)。子供たちが勉強する机を歩き回り、ピアノを聴いている。

そして夜。ワインを飲もうとボトルを取り出せば、さっそくやってくる。もちろんグラスにも頭を突っ込む。

私が日本にいる間、お隣さんがうちに来てお世話をしてくれているのだが、なんと数日前、鳥かごの外にいるのを発見。

「なぜなの!オウムが外にいる〜っ」と、あわてふためいてメッセージが届く。

いったい何が起こったのか。どうやって外に出たのかはわからない。

とりあえずオウムはとても元気らしい。が、家の中が破壊されていないかとても心配。

きっとマンションに着いた瞬間、ものすごい勢いで騒ぎ立てられるのだろうな(涙)。

長旅で疲れてるのに、まずはオウムの世話なのだ。シャワーより、食事より。座ることより。

なんとかしてほしい。

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