知る人ぞ知るパン・カテト

今日は、マラガっ子が大好きなパン「パン・カテト」を紹介します。外見はまったくふつう。でも、外側の固さからは信じられないほど、中はもちもち!噛めばかむほど味が出る。オーレ!

何がすばらしいって、数日間ほかっておいても「中のもちもち感」がそのまま、というところ。スペインのパンはたいてい翌日にはパサパサ。さらに翌々日には、岩のように固くなってしまう。というものがほとんど。

なのですが、この「パン・カテト」は、数日間はまったくだいじょうぶ!外側の分厚い殻(?)に守られて、しっとり感が持続。

さらにもう一つ特筆すべきは、この「パン・カテト」。白パンに比べ、とんでもなく重い。手渡されると「ずしっ」と、きます。レンガみたい(笑)。

一緒に買いに行ったハビ吉に、袋を持たせて撮影しましたが
「重い~、写真もうOK?」
って、うなってました。お土産も含めて、八個ほど購入。したら、お店のご主人さんが、焼きたてパンをおまけしてくれました(写真一枚目)。

お店はほんとーに素朴な外観。壁にペンキで「PANADERIA(パナデリア)」って書かれてますが、知らなければ通り過ぎてしまいそう(写真二枚目)。こういう店には、観光客はまず、来ないだろうなぁ。

さて、私は大きな「パン・カテト」を二個、購入。薄切りにスライスしてもらったので、そのまま冷凍庫へ。後は、食べたい時に冷凍庫から出してトーストするだけ!

日本の柔らかいパンに慣れていると、かなり歯ごたえがあります。が
「あごを使って、食べ物を咀嚼する」ことは、大切な「スペイン文化」の一部。チーズもハムもチョリソーも、とにかくあごを使って、食いちぎり飲み込む。全力で、唾液を出して咀嚼する。

ここに、スペイン文化のたくましさと、外見に惑わされない力強さ、があるのです。

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「知る人ぞ知るパン・カテト」への2件のフィードバック

  1. そうなんですね、噛めば噛むほど味が出る。
    外見に惑わされない力強さ、に笑っちゃいました。

    そうそう!そういうお店!
    なんか、目から鱗ですよ。
    しかも中に入ると奥が深い!(うなぎの寝床的な)
    ヴェルディアレスを習いに行った時、公民館のおばちゃんがカスタネットに付ける7色のリボンを買いに連れて行ってくれたんですね。マクエダの公民館からすぐの所なんですが、これがふっつーーの家(入り口が普通の家の普通のドアで)スペイン人じゃないと絶対に分かりませんよ、そんなとこに手芸屋があるなんて。
    私はスペイン語が分からないから、テラさんとリボンを選んで、支払う時にお金がギリギリ足りました。(買うつもりが無かった、というか何が起こっているのかあんまり理解できていなかった、笑)
    そのリボンたちも置いてきたまま・・・
    カスタネットは意外に高くて購入に至りませんでした。

    そのパン、そんなに重いんですね。

  2. ヴェルディアレス、いいなぁ。踊ってみたいな。
    弾いてもみたいけど(ピアノで?)カスタネットもやってみたい!
    あぁあ。お気持ちよくわかります。

    スペインは本当に「看板」がないのでお店がわかりにくいですね。
    日本と比べると「看板表示率」は1対100くらい。かも。

    基本的に何でも周りの人に聞いて、自力で探す。
    これがスペイン生活の王道。ですね。

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