ハビ吉のチキン定食

この夏から「民泊」を始めたハビーのマンションで、今日はランチ。もちろん作るのはハビ吉。私は材料を洗ったり、テーブルを拭いたり。アシスタント。「チキン定食」と聞き、さっそくお腹が「ぐぐーっ」と反応。さて、どんなふうに仕上がりますやら。

ハビ吉とはベラに出会う前からの、20年来の友達だが、私たちは本当にタイプがちがう。突拍子もないところだけが共通で、料理、洗濯、掃除、周りの人への気配りなど、ハビーには一つもかなうものがない。

電話をかけて「電波の届かない所」に行っておれば、必ず折り返し電話がかかってくる。私など電話は「急用」があるときだけなので、時々やんわりと「ももから僕に電話をしてもいいんだよ」などと言う。

cimg2440ポイントカードなどたぶん30枚近く持っており、「ここにはこれ!」「あ、こっちにはこれでー」などと巧みに使い分けている。私など「身分証明書と銀行のカード」以上。たった2枚で生活しているというのに。
cimg2435ジャジャーン、こちらがハビ吉の「チキン定食」。なんかおしゃれだな(笑)。私のとは大違い。同じ食材なのに。
cimg2430お皿の盛り付けもさることながら、キッチン道具がちがう。そのことに今気づいた。そして何より、メンタリティのちがい。

まず、ハビ吉は本当によく気がつく。一度レストランへ一歩、足を踏み入れた瞬間、私が「どこに座ろうか」と「さて、ビールを飲もう!」しか考えていなかった、その間にハビ吉は「店内に何人くらいお客さんがいて」「何を頼んでいて」「それが注文に値するものなのか」「従業員は何人か」などを、一瞬にして観察していた。

それだけでも驚きなのに、さらに
「あそこの天井の電球、切れてるな。取りかえないと」
と言ったときには、従業員でもないのにと、のけぞりそうになった。
「こんなにずぼらでは、もう一生恋人はできないかなぁ」
とつぶやくと、ハビ吉は力強く言った。
「だいじょうぶ!世の中にはあらゆるタイプの『好み』が存在するから」

その貴重な人は、どこにいるのだろう。ベラを探し出すまでに数年かかったので、今回は十数年後かなぁ。って、彗星みたいだ。

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「ハビ吉のチキン定食」への2件のフィードバック

  1. 恋人がいたらなぁって強く思えば目の前に現れるものだと思うなー。念じれば通ずるのだ。

    ちなみにカードについてですが、私、カードと名のつくものは軽く100枚はあると思うなぁ。いつも60枚入るファイル持ち歩いてるよ(笑)。

  2. なるほど!強く思うことがポイントですね。
    そういえば最近、強く念じたことは
    「絶対に油絵教室に入りたい!」でした。
    やはり勢いがちがうな(笑)

    それにしてもカード100枚はすごすごる!
    よく持っているカードをおぼえていられますねぇ(感心)
    私は今週「図書館のカード」を作ったので
    これでやっと3枚になりました。

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