床に寝る生活

べラが「首が痛い病」になってから
寝室を占領してしまったので
私は、床に寝ている。

私のベッドであった所は今や
べラの「物置きコーナー」と化し
薬、メガネ、ラジオ、懐中電灯、タオル
シャツ、携帯電話、ティッシュ・・・
ありとあらゆるものが
フリーマーケットのように広げられている。

ベッドの脇に
ちゃんとサイドテーブルはあるのだが
そこは「飲食コーナー」として
使われることになったので
物置き場が、私のベッドへと移動。
自然と私は
寝室から追い出される形と、なった。

で、最初の3日間は
「ソファ」で寝ていた。
うちのソファは、大きいのはいいが
腰が沈むように、微妙に傾いているので
床に対して、平行ではない。

非常に何気ないことだが
何時間もその状態で寝ていると
その「ゆがみ」が
耐えがたいものになってくる。
夜中に20回も目を覚ますので
これでは睡眠不足になってしまう。

で、4日目から「床」で寝ることにした。
ソファのクッションを床に敷き
その上に、寝る。

すごい。
朝まで3回、目が覚めただけ。
やはり日本人は「ふとん民族」なのだ。

睡眠できるのはいいが
問題は、朝起きると
「体が痛い」ことである。

床生活を始めた一日目
目覚めた瞬間、私は立ち上がれなかった。
体がかちかちに固まっている。
なんとかイスにつかまりながら
よろよろと、部屋からはい出る。
「これは・・・キャンプに来たみたい」

みなさん、おぼえておられるでしょうか。
慣れないテントの中で寝た
その翌日の、妙な体の痛み。
「うううーっ」
と、伸びをしながらテントから這い出す。
あれを、マンションに住みながら
私は、毎朝している。

こんな朝を
ここ2週間、迎えているので
「この夏はキャンプに行かなくてもいいな」
と、思う。わざわざ。ねぇ。
好んで、こんな思いをしに。

ベラの激痛が
「24時間ノンストップ」から
「中休みあり」になったので
明日から、そろそろ寝室に戻ろうと思う。

2週間のキャンプ生活。
いや、床生活。

聞けば、大地に近い所で寝るほど
「大地のエネルギー」を
直に受け取れるそうである。

私は、健康になったのか。
エネルギーアップしたのか。

まだよくわからないが
明日の夜から
ふかふかのベッドに寝られることを思うと
「うっとり」
してくる。

きっと、柔らかなマットに体を沈めた瞬間
「お姫様」のような
気分になるにちがいない。

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「床に寝る生活」への1件のフィードバック

  1. 童話を思い出しました。

    アンデルセンの「本当のお姫様」(お姫様とえんどう豆とも言うようです)
    健康は、とっても素敵な財産。
    ももちゃんもお身体を大切に〜〜。
    (^O^)

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