孤独のきらめき

【一日一作プロジェクト】キャンバス地にペイントして「孤独のきらめき」を作った。実は最近ペイントしているキャンバス、正方形、長方形、丸型、超縦長・・・全てもらいもの。

「ももなら、素材を選ばないでしょ」

そうなのか?(笑)「もう使わないから」とクリスティーナが、木枠付きキャンバスを15点ほどプレゼントしてくれた。そのおかげで

「まっさらなキャンバスを手に取って、一日をスタートする」

贅沢な日々を送っている。このすばらしさを知ってしまった今、もとに戻れるのか(笑)。毎日描こうと思ったら

「365点のキャンバスが必要」

うーむ。できないことも、ないよなぁ。できたらすてきだなぁ。考えるだけで、脳内ドーパミンのシャワーーーーーー(笑)。

「実際にできるのか」

は、いっさい無視。わくわくにそのまま突入。これまで私は

「すぐに手を出し、全てが途中」

という、とにかく「完了しない女王」だった(←「脱線の女王」でもあり)。それが思いがけず「一日一作プロジェクト」のおかげで「完了する習慣」が身についた。これは革命的だった。

「作品とタイトル」

を完了する。必ず。一日の終わりに。そしてブログで発表する。たいてい夜の10時頃。今年の春「ロックダウン」と共に生まれたこの新しい習慣は私に

「アイデアの365日アウトプット」

という、スピード感と新しい呼吸を教えてくれた。アイデアやひらめきは、外に出さないと「毒」になる。そのことに気づかされ、大きな衝撃を受けた。

「孤独のきらめき」

ピアノ、鳥、夜、音、月、手・・・私の大切なモチーフたち。最近ペイントする時は「Chet Baker(チェット・ベイカー)」の演奏や、彼の歌声に耳を澄ます。

悲惨な人生を送った彼のトランペットの響きは、ため息や嘆きのようでもあり、闇をそっと照らす星のようでもある。

どんな悲しみや孤独も、その内に「きらめき」を持っている。私が描きたいのは、そういうもの。詩を、物語を、絵にしているのかな。思いを形に。