光と闇の虫使

【一日一作プロジェクト】紙袋で「光と闇の虫使(むし)」を作った。早朝からアトリエで、今期試したい画材や素材を並べ、キャンバス地を壁や板に貼りつける。

「音楽を聴き、マテ茶を飲み、踊りながら」

なんという幸せ!この瞬間を待っていた〜。手続きや書類、オンライン作業で「今週は寿命を縮めた」ので、せめて週末に命の洗濯。

「寿命を取り戻す!」

テラスでひなたぼっこ。深呼吸しながらストレッチ。ついでに衣がえも。バタバタはしているが、リラックスしているのがわかるのだろう。

「もも?」「もも〜」「ももーーーっ」

オウムがいろいろなバリエーションで、名前を呼んでくれる(笑)。せっかくなので、そのたびにオウムが理解できる言葉を返す。

「アグア(水)」「バーニョ(水浴び)」「バナナ」「サナオリア(人参)」・・・

せめて会話をしている気分を味わってもらえたら!今日一日で、30回くらい名前を呼んでくれた。のはいいが、時に返すのを忘れ作業に没頭すると

「ガシャーーーーーーン」

破壊で返してくる。なんなん。今日はテーブルの上のグラスが犠牲になった。ま、ケガもなく、作品も無事ならよしとしよう。

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「光と闇の虫使(むし)」

光の虫と、闇の虫。

生き物たちは「使い」だ。

昼と、夜の。

日の入り時に、すれ違う。

一瞬、同時に存在する。

光と闇が。

入れ替わる。

支配の手が。