地中海とルナぴか

【一日一作プロジェクト】2年前にペイントしたもも衣。肩に青と黄色の飾りをつけ「地中海とルナぴか」を作った。今年こそストリートデビューしたい。

「作ったとたん、忘れてしまう」

これはもう性格とかでなく「モード」「仕様」なのだ。もともと過去には興味がない。その上、記憶の容量があまりないので

「今日に意識は100%」

もしくは、がんばって「今週末まで」となっている。来週以降のことはメモしてあるし。だいたい私の脳みその仕組みは

「キッチンへ行き、その帰りには『まるで違うアイデア』に取り憑かれて戻って来る」

のが日常的。なので「固定したもの」に、とにかく弱い。「決まり」や「マニュアル」「時間割」「繰り返し」など。

そんなわけで、今日もキッチンへ行き「とんでもないアイデア」に取り憑かれて戻って来た(笑)危険だな、キッチン。

「テラスの半分を作業場にしよう!」

思った時が、やる時。さっそく朝から掃除を始める。暑っ。大粒の汗が、頭や顔から吹き出る。もちろん「掃除」目的なら、全くやる気は出ない。

「作業コーナーは日陰になるようシーツを吊るそう」

アイデアだって出る。制作スペースを作るためなら(笑)「わくわくがエンジン」だから。

こうしてテラスに家具やカーテン、クッションを置きっぱなしにできるのも、マラガの気候のおかげ。6月中旬から9月中旬まで、3ヶ月雨は降らない。

「ずぼらさんにぴったりのマラガの気候」

明日から4ヶ月ぶりに始める「ペイント」のため、アトリエも大掃除。絵の具や筆を用意。心も自然とリセット。

「地中海とルナぴか(月光)」

ルナ(月)ぴか(光)の魔法で、地中海に眠る人魚が目を覚ます。人間になるためでなく、一匹の魚になるために。そんな物語が、ふと浮かんだ。