母の日に「命の庭」

【一日一作プロジェクト】5/10は日本の「母の日」。絵の具の代わりに布と紐で、大きなハート「命の庭」を作った。今日の踊り場井戸端会議ではついに

「カスタネットを叩きましょう!」

もちろんフラメンコ用の。ものすごいクリアーな音がする。建物中に響き渡るはず。大丈夫なのか?近所迷惑には?

「デモストレーションやろう」「リア、リア、ピタ」

カスタネット用語を口ずさみながら「タタタタン、タカタン、タターン、タカタカタカタカ、タータン!」と勢いよく。もちろん全て写真&動画で記録される。

「今年の夏は、この踊り場をフェリア会場にしよう」「飾り付けは任せたわよ」

「冷えたビールは冷蔵庫にあるし」「トイレもすぐそこ。待たなくていい」

「ちゃんと着飾ろうね」「フェリア2020のポスターはももに任せた!」

すごいことになってきた。きっと本気。だろう。マラガでは

「踊って免疫力を維持する」

のだ。そんな元気なお母さん方にパワーをもらいながら、今日は朝から布やひもを、アトリエにごっそり運び込んだ。

絵の具を使って、どばっとペイントできない環境だからこそ、生まれた作品。

「家にあるものを使って、毎日生み出す」

一日一作。その挑戦こそが、今の私の仕事、役割だと思っている。キャンバス地の上に咲いたハート。天国の母からよく見えるように。

そして。世界中の全てのお母さんへ、この「命の庭」を贈りたい。思いを、祈りを形に。