ダンスの日に「舞炎」

【一日一作プロジェクト】4/29は「Día internacional de la Danza」国際ダンスの日。「舞」文字の中を、自由に舞い踊る生き物たち。情熱と汗のしぶきが飛び跳ねる「舞炎(まいえん)」。

「今日はりんごケーキです!6時開始ね」

うちのマンションの「踊り場井戸端会議」が復活した。感染の増加が落ち着いてきたのでそろそろ、というのが再開の理由。

それぞれ自分の玄関にイスを置き、ドアの内側でお茶を飲みつつおしゃべり。今日はなんと、手作りりんごケーキがふるまわれた。

と言っても、2メートル以内に近づけないので、踊り場の真ん中にイスが置かれ、その上にどーんと焼きたてりんごケーキが登場。

「ほしい人が自由に取る」

形式。踊り場からテイクアウトして、それぞれ自分の玄関の内側で食べる。半開きのドア越しにおしゃべり。

「次回は、私がチューロスを作るわ」「その次は私がドーナツを作るね」

どうやら持ち回りで、おやつが変わっていくらしい。まっとうな料理のレパートリーが一つもない私は、ドアの内側であたふた。

「ももは、毎日作品を作ってればいいから」

軽く流してもらえて、ありがたや。絵の具やボンドのついた作業着姿で参加するので

「今日は何作ってたの?」「ダンスの日だから、舞の文字を作品に」

「ダンスと言えば。今年のフェリア(夏祭り)中止かしら!」「じゃない?ダメならここでみんなでセビジャーナス踊ろうよ」

大笑いしつつも、本気かも。実は8月中旬に行われるマラガのフェリア(夏祭り)。行うのか中止にするのか、今まさに検討中。

私の大好きな「ダンス教室」も、再開はまだまだずっと先だろう。その日を心待ちにするのでなく、今週から一人練習を始めよう。家でできることはたくさんある。はず。

「舞」文字の中を、生き物たちが自由に舞い踊る。情熱と汗のしぶきが飛び跳ねる「舞炎」。フェリアが中止なら浜辺で踊ろう!ビキニでセビジャーナス。思いを、祈りを形に。