アフターコロナの世界

【一日一作プロジェクト】今日は「夢芽鳥(ゆめどり)」を作った。私が毎日目にする青空。マラガブルー。そして青い地球をイメージ。

「これは、始まりにすぎない」

と、スペインにいてつくづく思う。私達の生活をわずか3週間で根こそぎ変えたコロナウィルスパンデミック。たとえ感染が和らいだとしても

「アフターコロナ」

の世界は、私達の生活の仕方を根底から変えてしまっているだろう。友人が電話口で声を落とす。

「5月まで外出禁止令(封鎖システム)が続いたとして、6月に感染者が横ばいに入ると想定するよね。で、あなたは外出する?」

つまり、今までのようにバスに乗り、習い物やウインドウショッピング、映画、劇場、飲み会などに出かけるのか、と聞いているのだ。

「ウィルスや感染者が、どこかにいるかもわからないのに?」「あなたはハグをする?」「隣の席に座る?」

全くゼロになる事はないだろう。ということは、これからの私達の生活は

「コロナウィルスと共存」

ということになる。今日のスペインのコロナウィルス感染者は約162000人。1日で約5000人増。500人以上の方々が亡くなった。

この先どうなるのか、全くわからない。でも、スペインはこの世界的パンデミックの第1章に過ぎない。これからさらに、衛生状態の悪い国々で、爆発的な感染が起こるだろう。

アフリカや中南米、アジアの国々で。ウィルス検査はもちろん、石鹸で手を洗うことさえできない人達の間で。

「第三次世界大戦」

と、うちのマンションの「踊り場井戸端会議」では呼ばれている。それぞれドアの内側でお茶を飲みながら。お菓子をほおばり、情報交換をする。

スペインは第1章。これから第2章、第3章の国々には、まだ封じ込みのチャンスがあるかもしれない。私の愛する日本、どうかみなさんが無事でありますように!