【一日一作プロジェクト】モロッコの友人からもらったウードという楽器で「音夜宴(おとやうたげ)」を作った。真ん中の黒い穴はこの世とあの世を結ぶ道。さて今日のミッションは
「食料品の買い出し。完全装備で、店内には15分以内!」
お店の中に入れてもらえる人数が決まっているので、人の少ないランチタイムを狙って。さらにレジでも厳しく床に線が引かれ、1.5メートル間隔厳守。だいたい
「明日は買い出しだ」
と思うと、前夜から気合いが入る。それくらいの緊張感。なにしろ注意力マックス。買い物を終えて家に着いたとたん、ほっと力が抜ける。
「これで何に触っても大丈夫」
的な。とはいえ、実際はここからが、ミッション後半の始まり。うちの場合
「玄関がウィルスシャットアウトコーナー」
になっているので、それをはっきりと自覚するため、床にはテープ、シーツでその一角が隔離されている。ミッション後半はその「特設スペース」で行う。
「まず全てのパッケージをハサミで切り、蓋つきゴミ箱に捨てる」
ハサミもゴミ箱も、特設スペース内専用。注意力マックス。絶対コロナにここを通過させるまい!
「次に食パンなどの袋に入っているものを、洗剤つきのスポンジでぬぐう」
そのため、この特設スペースには「洗剤、スポンジ、ミニ洗面器、タオル」が置いてある。
「冷蔵庫に入れなくてもいい食材や日用品は、特設スペース内に置かれた三段カートへ」
プラスチックやメタルは3日。紙は1日らしいので、三段カートに放置。その後、改めてキッチンの棚へ移動&収納。
もちろんこれらは、手洗い、うがい、鼻洗い、洗顔、シャワーの後に行う。着ていた服は洗濯機へ。メガネや鍵も、石鹸スポンジで。とにかく
「家の中にシャットアウト特設スペースを設ける」
ことにより、感染のリスクはかなり防げる。はず。ふだんはおおざっぱで面倒くさがりの私でも、ここまでやる。ほどに、恐ろしい。外出禁止令の不便さより
「一刻も早く家の中に避難」
したいので、飛んで帰る。週一の買い出し以外、家から出たくもない。スペインのコロナウィルス感染者は約140000人。1日で743人の方々が亡くなった。
この世とあの世を結ぶ道。
それが、色とりどりの植物や生き物に囲まれた「春の道」であってほしい。祈りを形に。ご冥福をお祈り致します。