コロナジョーク

スペインのコロナウィルス感染者は14500人に。一日で2500人増。うなぎのぼり。外出禁止令のせいか、メッセージの量が10倍に増えた。

「今日、何やってる?」「何した?」

ふだんなら、ない質問(笑)私の答えはいつも同じなので「ペイントしてた」と答えるたび

「よく頭がおかしくならないね」

とみなさんにあきれられる。でも、私にとっては仕事のようなもの。あるいは、命をかけた遊び。昨夜クリスティーナが

「衝動的でオブセシオナーダな(取り憑かれた)人間が、一ヶ月引きこもったらどうなるか」

その人体実験が、この外出禁止令によって今、行われている。と笑った。

「一ヶ月もアトリエにカンヅメして創作できるなんてめったにない。一ヶ月後のもも、すごいことになってるよ!」

クリスティーナが興奮して声を上げる。20分ほどおしゃべりしながら大笑い。深刻な事態だからこそユーモアが必要。笑いは一瞬で、心のバランスを整えてくれる。

「コロナジョーク」

も、スマホに毎日山のよう送られてくる。「この大変な時に」とお叱りになる人もいるが

「この大変な時だからこそ!」

ユーモアは必要なのだ。中には本当に秀逸なのもあって、感心したり腹の底から「はっはっは〜」と声を上げて笑ってしまう。今日の最優秀賞は

「ケダテ・エン・カサ(家にいて)!」「コロナビールス〜」

と歌いながら踊る家族の動画(写真)もうすばらしいできばえ。残念ながらブログで動画は紹介できませんが、Facebookの方に上げておきます。よかったらぜひ見てください。

夜8時。恒例の「手拍子&歌」エールが始まる。お隣さんもみんなテラスに出て、感謝と勇気を分かち合う。もちろん私も飛び出した。

いつのまにか、うちのアトリエ終業の合図になっている(笑)。スペインのみなさん、今日もお疲れ様でした。