テレサ叔母さんの誕生日

今日は尼僧のテレサ叔母さんの誕生日。グラナダの修道院から一人バスでマラガへ。ハビ吉の叔父さんによる手料理でお祝いランチ。

「何歳になるの?」「68歳!」

即答。「うふふふ」と笑いながら、ケーキのろうそくを「68」にする。ケーキには「86歳おめでとう」と書かれているけれど。

「オウムはお利口さんにしてる?」

テレサ叔母さんと話していると、なんとなく修道院にいるような気がする。そして。私の言葉づかいやふるまいが、どこか楚々とした

「尼僧の空気」

を漂わせ始める。そう。テレサ叔母さんといる間、私はエルマナ(シスター)!アーメン。

さて。神父の叔父さんは、料理がめちゃうまい。今日も「トマト&野菜スープ」「肉の煮込み&肉汁のソース」などを、私たちのために作ってくれた。

もちろん、食事の前にはお祈り。敬遠な食卓。実はこの日、叔父さんの家に一番乗りした。それも喉がカラカラ。

「着いていきなりビール頼んでも大丈夫?」

念のため、いちおうハビ吉にこっそりメッセージで確認。「もちろん!頼んでいいよ」。で、缶ビール片手に、じゃが芋の皮をむいていたのだ。

お茶目で、飾らない笑顔が美しいテレサ叔母さん。どうぞいつまでもお元気で。私たち迷える子羊の心を清め続けてください。