クエンカからマドリッドへ

パラドールで朝食バイキング。2日連続シャンパンで乾杯(笑)時間ギリギリ11時まで食べて席を立つ。のは、もちろん私たちだけ。

「この後『もも衣アート』の撮影したいからモデルになってよ!」

そのためにわざわざマラガの古着屋で、ハビ吉サイズの青いシャツとネクタイを入手したのだ。

撮影レポートはまた後日、改めてするとして旅行記を進めよう。12時にゆったりチェックアウト。これから一路マドリッドへ。

「せっかくだから、行きとは違う道を通って行こう」「了解」

私の答えはいつも一言。彼は超超超仕切り屋。なので、すでにルートも全て確認し、シミュレーションも行われたはず。

「ハビ吉に、全て任せておけばいい(五七五)」

だいたいいつも、あらゆる相談というか、意見を聞かれる時でも

「すでに答えはきまっている」

ので「なんで聞くの?」と、思ってしまう。家のリフォームしかり、服のコーディネートしかり、食事する場所しかり。

ハビ吉といると、どんどん何も考えなくなっていく。必要がないと、人間はどんどんしなくなるのだ。

「了解」「ふーん」「あ、そう」「私はかまわないけど」「ありがとう」

で、だいたい会話が進む。そうすると、いきなり思いがけない場面でカツが飛んでくる。

「どうしてももは、そんなにぼーっとして気骨がないんだ!」「怠け者。全てスルー!」

おおらかと言ってほしい。が、今回はケンカ一つせず、マドリッドまで無事帰還。大成功と言える。

「意志がないんじゃなく、ハビ吉の判断を信頼してるんだよ」

一応、言い返す。このランチのお店、ハビ吉は試してみたかったんだよね(写真)だからメニューも全てお任せ。スープも豚足も、手作りプリンもめちゃおいしかった。

そして。全600キロに渡る運転、本当にお疲れ様でした。ハビ吉、どうもありがとう!いよいよ明日は特急AVEでマラガへ。

「明日のランチ、何が食べたい?」「なんでも」「すごい素材が手に入ったんだ」

恍惚とした表情でつぶやくハビ吉。いったい何を食べるんだろう。明日、この旅の最後に。

(明日に続く)