姿見崩壊事件

昨夜、恐ろしい事が起こった。数日ぶりに体から全ての痛みが消え、幸せな眠りについたその時。

「ガッシャーーーーン!」

ものすごい音で目が覚めた。それも、私のすぐそばで。あわてて電気をつけ、ベッドから起き上がると

「うそ・・・」

寝室の壁に取り付けられていたイケヤの姿見が、無残にも床に落ちていた。あたりまえだが、もう救いようのないほどバキバキに割れている。

「あぁあ、なんでこんなことに」

幸せな眠りから、いきなり悲劇の夜へ。急展開。きっと、マンションのお隣さんたちも「いったい何事」と目を覚まされたにちがいない。

せめてもの救いは、このイケアの鏡。裏面が大きな一枚の強力なテープになっていて、たとえ割れても、破片がバラバラに飛んでいかない作り。

って、持ち上げようとして、初めてわかったのだけど。いきなり安堵。寝室に破片が飛び散っていないのをいいことに、そのまま寝ることにした。

「明日、片づければいい。まずは幸せに寝ることにしよう」

翌日、その話を友人たちにすると「鏡が割れたこと」よりも

「その状態でほったらかしにして、そのまま眠れたってのが信じられない」

と、私のふるまいの方にコメントが。鏡の落ちた原因を確認してみると、なんと。ストッパーにかじられた跡が(涙)またしてもオウムが!

しっかりと叱り、しばらく鳥かごへ。でも「ストッパーかじりと鏡崩壊の関連性」が、きっとわからなだろうなぁ。はあぁ。

マラガにも秋の到来。朝夕はめっきり涼しくなった。まずはストーブを出して掃除&点検。それを見たオウムがものすごい勢いで飛んでくる。

「まだあったかくないよ」

お気に入りの場所は、ストーブの上。ここは、ほんのりと暖かいのだ。今週こそ衣替え完了しなくては。