秋のパエジャ祭

なでしこ女子会「秋のパエジャ祭」。本日の参加メンバーはスペイン在住15〜20年の強者揃い。国際結婚組の個性的なメンバー。はたして話はまとまるのか(汗)。

大丈夫。パエジャが、私たちをしっかりと結びつけてくれました(笑)これぞ鍋料理の醍醐味。鍋を囲めば、人類みな兄弟。

まずは魚のフライ、肉団子、エビの串焼きなどをつまみながら近況報告。どれもおいしい〜。ノンストップでおしゃべりしていると、待ちに待ったパエジャが登場!

「うわぁ〜、大きい!」

これで3人前。軽く5、6人分はある。蓋を開ければ湯気がもうもう。だし汁たっぷりのパエジャをおたまでかき回し、再び蓋をして待つこと10分。

「しばらく蒸らした方がいいよね」

この待ちタイムが、ふっくらもちもちのパエジャに仕上げてくれるのだ。この「だし汁たっぷり鍋式パエジャ」は、絶対日本人好み(断言)。

その時、目の前に座っていたけいこちゃんが、鍋越しに私を見ながらぽつり。

「朝、ペイントしてた?」「うん、どうして?」「髪の毛に絵の具がついてる」

さすが。観察眼が鋭い。隣の砂苗さんからは

「いつもオウムの餌みたいな食事ばかりしてないで、ちゃんと食べてよ」

と、栄養面でチェックが入る。なぜか私の周りにはしっかりした人が多いので、なでしこ女子会は「我が身を振り返る」機会にもなっている。

「よし、食べよーっ」「あ、あ、熱いーーっ」「おいし〜〜〜っ」

ハフハフ言いながら、豪快に魚介類パエジャをかき込む。何度おかわりしても大丈夫。鍋にはまだ余裕で数食分が。

「お持ち帰りもできるよ」「おぉお!」

これぞ「秋のパエジャ祭」。お土産パック付き。大満足でコーヒーを飲みながらお会計。驚くなかれ。

「これだけ食べて飲んで、1人12ユーロ!」

ものすごい満足感。砂苗さん、ようこさん、けいこちゃん、楽しい時間をどうもありがとう。スペインで生き抜いている底力、感じました(笑)。

そして。おいしいお料理を次々と用意してくれたホセさんと仲間たち。ムーチャス・グラシアス。エル・パロ地区にお越しの際は、ぜひバル「El Maestro(エル・マエストロ)」へ!

実はここ、ようこさんの旦那様(ホセさん)のお店。とても気さくでいつも地元っ子で賑わっています。新鮮な魚介類とパエジャがおススメ。また食べに行こうっと。