37度の中でくらくらランチ

マラガも猛暑が続く。連日37度。お店や飲食店に入って「すっ」とする日本と違い、マラガは「冷房なし」の所がかなり多い。一度体温が上がると、もう下げるのが大変!

この日のランチも「扇子」をパタパタさせながら。めまいがするほどの暑さ。久しぶりに食欲を失う(笑)ビールだけは入るんだけど。

こんな暑い中、ランチに出て来てくれたダビー、アウローラ、アンジー、本当にありがとう。日本のお土産を手渡すと

「日本人の『包み』に対するこの愛は、いったい何なんだろう!」

日本の文化習慣をよく知るダビーが、改めて「日本包装事情」について語り出す。

「お礼、とかまず言葉を選ぶんだよね。それから紐の縛り方にも決まりがあって」

「ひも?って・・・あぁ、水引きのこと?」

確かに。スペインでは基本的に包装はない。お店でさえ「自分でやった方がまし」的なレベルなので、もうあきらめている。そういえばはるか昔、レジのお姉さんに

「これ、プレゼントなんですけど」「まぁ、気に入ってもらえるといいですね」

って(笑)そういう展開かよ、みたいな。それにプレゼントを受け取った方も、その場で勢いよく全力で

「ビリビリビリ!」

と、音を立てて破るのが正道。なので、あまり気にしなくていいのだ。さて。ランチの後は、近くのショッピングセンターへ逃げ込む。

「あぁあ、冷房だ〜!」

まるでパラダイス。夢心地。夏のバーゲンを見て回りながら、ゆっくりと体温を下げる。自分でも驚いたが、いつもなら必要な物だけ買い、さっさとレジへ急ぐ食料品売り場でさえ

「こんなに幸せなら、もっといよう!」

いつもなら見ない商品棚までチェック。隅から隅まで1時間。どれだけいても飽きない。っていうか

「ここから出てどこへ行けと?」

外は37度の熱地獄なのだ。あぁ、早く熱風テラルが去ってくれないかなぁ。この状態でフェリア(夏祭り)へ突入しませんように。

David, Aurora, Angy, muchas gracias por venir a verme con este calor! y disfrutar el almuerzo juntos! Nos vemos en la feria. Besos