大き過ぎたスカート画

先日、シーツ布に描いた大画を「スカート」にしてもらいにYukiさん宅へ。が、結果から言うとうちへ「お持ち帰り」となった。なぜか。いざ大画を体に巻きつけてみると

「全く絵が見えない」

のだった。何が描かれているかはもちろん、構図も何もあったもんじゃない。Yukiさんが言葉を選んで丁寧に

「スペースに対して絵が大きすぎる」

ことを教えてくれる。確かにこの作品、サイズは100×140センチ。かなり大きめ。ロングスカートって、思えば正面は縦長だよなぁ。

そこで、腰に巻いていた大画をガバッと広げて背中に羽織ってみたら・・・

「あ、ちょうどいい感じですね」

そうか。着物や羽織のスペース配分で描いてしまったのか。2月に着物ペイントした時の感覚が私の中に残っていて、無意識に同じ勢いで筆を握ってしまったらしい。

「わかりました。じゃ、またスカート用に描いてお持ちします」

「これはこのまま壁にかける作品にしたらどうでしょう?リビングとかに飾ったらすごく素敵です」

Yukiさんの言葉に励まされて、スカート画は新しくチャレンジすることに。そして。できれば腰回りと裾は丸くカーブさせて。

ダメ出しの女王。この名にかけても「最初はダメ」のパターンを大切にしよう。失敗から学ぶのだから、順序的にはあっている。

「欠点も高めればライフスタイル」

というわけで、思いがけず新しい作品が1つ増えてしまった。ただ今、アトリエの壁を占領中。スカートの誕生は6月に持ち越されそう。お楽しみに!