マラガからマドリッドへ

今週はマラガはセマナ・ブランカの連休。なので学校もお休み。うちのピアノ教室もしかり。一路マドリッドへ特急AVEで。

のどかな風景が続く2時間半。なのだが、こんなにまとまって座っていられる時間は久々なので、インフォメの整理、メッセの返事、写真の削除など。

さて。宿泊先であるハビ吉のマンションに着くと。なんと!ベッドの上にはカードとタオルとスリッパが(写真)。

「BIENVENIDA‼︎(ようこそ)」

すごい。しばし立ち尽くす。その時、仕事中のハビ吉からアイフォーンにメッセージが。

「冷蔵庫にしぼりたてのオレンジジュースと今朝作ったガスパチョが入れてある。フライパンにはチョリソーがあるから。それでランチして」

信じられない。弟なのに。姉の私はこの20年間というもの、一度も食事を作って置いといてあげたことがない。

この間も、うちの床に寝て泊まっていった翌朝、うちにはパン一枚、コーヒー1つなく、バルの朝食に招待した。

ハビ吉の指示通りにランチを食べ、ベッドにひっくり返る。あぁあ、極楽。展示会へ行くはずが、気がついたら2時間寝ていた。

これまでずっとノンストップだったので、やはり疲れがたまっていたよう。夕方になり、さすが寝ているだけでは。と外へ出る。

「夕食どうしようかなぁ」

と思ったその時であった。ピンとアイフォーンが鳴り、見ればハビ吉。

「冷凍庫にハンバーグがあるから、解凍しておいて。10時には着くから、一緒に夕食しよう」

目の前には、寿司のテイクアウトの店があった。さっそくメニューを写真に撮り、送りつける。

「好きなの選んで。買っておくから」

思うに、ハビ吉は家庭的なのではないか。私とは何かが根本的に違う。というわけで、今夜は寿司と焼きそば、サラダ。

明日は今年初「朝10時まで寝る」ところからスタート。その後マドリッド市内散策へ。はたして。(明日に続く)