落ち着きのない食事タイム

お茶を飲もうと台所に立つと、オウムもついてきた。温かい紅茶を淹れ「さぁ!」と思ったその時。水を張った鍋の中にオウムが頭を突っ込む。

「バシャッ」っと、気持ちよさそう。でも、そこは鍋。プールにしてもらっては困る。

「はいはい、水浴びね」

仕方なくお茶を脇に置き、水浴び用のオケを引っ張り出す。水道水だと冬は冷たいので、沸かしたお湯を少し加えて「ぬるい水」にする。という気の配りよう。

「はい、できたよ〜」

開始の合図と共に、オウムがオケに飛び込む。羽を広げ、バタつかせ、頭を突っ込み、歩き回る。水浴び会場はいつも決まって台所。

ものすごい水しぶき。一緒にいる私はもちろん、床までびっしょり。モップを何度もかけながら、オケに水を足していく。

水浴びの後は、ひなたぼっこ。なんていい生活。オウム用のイスをアトリエの窓際にセット。そこでやっと「温かい紅茶」を飲もうとしていたことを思い出す。もちろんカップまで冷えきって(涙)。

そして。ランチタイムもやはりオウムは飛んで来た。目的はずばり「白米」。炊飯器がないので、うちでは鍋かフライパンでご飯を作る。

これがもう大好物。鍋からお皿によそう前に、さっそく攻撃をしかける(写真)。

夜は夜で、ワイングラスに目がない。グラスをくちばしで挟み「ピ〜ン!」と鳴らすのが大好き。

これだって一回で終わるわけではなく、何十回という繰り返しに耐えねばならない。

そんなこんなで、立ったり座ったり叱ったり。落ち着きのない食事タイムを送っている。