チリンギートで魚介類三昧

今年のマラガは寒い。この写真は金曜日の夜。なのだが、まだ半袖&サンダルでいられない。いつものマラガなら、この時期はすっかり初夏。タンクトップにサンダル姿。サマードレスも着られそうなのに。

温かいのが大好きな私としては、とてもつらい。だからまだスカーフが手放せない。というかもともと首が長いので、首回りがいつもスースーしてしまう。

さて、この日はハビ吉&アウローラと近所の魚介類レストランへ。海岸通りにずらりと並ぶチリンギートへ夕食に。

ヤシの樹の下で、もうもうと焼かれてます。イワシ、タコ、イカ、エビ・・・いい匂い~。まずは「焼イワシ」からスタート。

みんなでシェアするのがチリンギートの楽しみ方。お支払いは割り勘。食べて飲んでおしゃべりして、レストランを出たのが夜中の12時。これぞマラガ。

この日はレッスンが夜の8時半まであり、そのままレストランへ直行。二人より早く着いたので
「一人白ワインタイム」

なんという贅沢。テラス席に座って、海や空を眺めながら、一日の終わりにほっとできる瞬間を持てるなんて。

たった50年ではあるけれど、人生いろいろなことがあった。だからこそ、感じられる幸福感。

幸福感は、感謝からくる。

食べられる、飲める、体を動かせる、話せる、息ができる、笑える、笑い合える。見つめ合える。

「で、もものお父さん、いつマラガに来るの?」
「来ないと思う」
「どうして?ここに一緒に座れたら幸せだよ、きっと!」

「でも七月に会いに行くから」
「その帰りに連れてくればいい。チケットも秘かに買っちゃって」
「そんな・・・」

するとハビ吉は、まじめな顔をして言うのだった。
「人生には、尋ねちゃいけないことがある。いきなりするんだ。尋ねたら人は絶対にしないから」
「・・・・・」

なかなか真実をついた言葉であった。