国際フェスティバル・2

昨日の続き。フエンヒローラで4月27日から5月1日まで行われている「国際フェスティバル」レポート・2。

引き続き、そぞろ歩きのメンバーは千恵さん、たえちゃん、杏桂ちゃん、オメナちゃん。ムーチャス・グラシアス!

さて、ふらふらと何気なく私たちが入ったのは「ウクライナ館」。これが大当たり。

まさに舞台では「オーケストラの生演奏」真っ最中。笛、バイオリン、コントラバス、アコーデオン、タンバリン、そしてなんとツィンバロン!

東欧のジプシー音楽でよく使われるこの楽器。ハンガリーでもよく見かけました(写真二枚目中央)。なんて美しいエキゾチックな響き。

最初の数秒で「プロ」だとわかる演奏。ものすごいレベル。それに弾きなれている。ステージ慣れしている。

「すごいー、おおー、ううー」
とうなりながらも、心を奪われ息絶え絶え。もの悲しいメロディにほろり。かと思えばアップテンポでノリノリ。

ハンガリー、ルーマニア、ロシア、ウクライナ・・・などに共通するジプシー音楽スタイル。あぁ、まさかこんなところで聴けるなんて。

と、喜んでいたらなんと。お次は歌手のお姉さんが二人登場。情感あふれる歌声に、もうメロメロ。あぁあ、このステージを観るだけでも
「この国際フェスティバルに来た価値があった」
と、深い感動に包まれているとさらに!

「うそ。まさか・・・」
なんと。民族衣装に身を包んだ二組のダンサーが、音楽に合わせてふわりと登場(一枚目)。かっこいいー、かわいいー、ステキ―。

それがもう夢心地。うまいのすてきなの。美しいのエキゾチックなの。で、一曲ごとに大歓声の大拍手。約30分ほどでステージは終了。

うっとりぐったりしていると、なんと!アップテンポの曲がかかり
「お客さんも参加しませんか」
的な雰囲気。言ってることはよくわからないけど。

「ああっ、私も一緒に踊りたーい!」
ダンサーのお兄さんの手招きに、ものすごい勢いで舞台へすっ飛んで行く。

プロのウクライナ楽団の演奏&ダンサーにまじって踊る。なんという贅沢。これぞ「国際フェスティバル」の醍醐味(三枚目)。

だいたい「踊るため」にこの日はバッグなし。わざわざウエストポーチで行ったのだ。踊りにかける気合いがちがう。

さて、耳も目も心も大満足した後は「お腹」を満足させましょう。というわけで、そぞろ歩きを再開。すると、前方からものすごくいい匂いが漂ってくる。

見れば、ウルグアイ館。なんと豚の丸焼きが、網の上にどかっと置かれている。なんかビジュアル的にすごすぎる。これぞ「ウルグアイ式・男前バーベキュー」。野性味満点(四、五枚目)。

バーベキューといえば、ウルグアイとアルゼンチン。が横綱の東と西。
「ランチはお肉にしようか」
という千恵さんの一声で、一気にランチ計画は具体化され、うだうだに収拾がつく。

せっかくなので、お肉を求めてアルゼンチン館へ行ってみることに。果たして。どんなランチが待っているのやら。
(明日に続く)