Tシャツペイント「春」

この4月27日から 5月1日まで、マラガの隣町フエンヒローラで「国際フェスティバル」が行われています。

各国の衣装に身を包み、華麗なパレードやライブ演奏、ダンスなど催し物もいっぱい。入場無料なのでぜひ訪れてみてください。

数年前は、私も「ピアノの演奏」で参加させていただきました。が、今回はお客さんとして、友人たちとつるんでそぞろ歩きの予定。

せっかくなので
「自前の衣装で行きたいな」
と思い、Tシャツをペイントとすることに。テーマは「春」。

問題は、そう思いついたのがそぞろ歩き前日。もちろん平日なので、レッスンがびっしり入っている。

「これは早朝が勝負だな」
と朝7時から起き出し、作業場で準備を始める。8時にペイント開始。一時間半したところで朝食。

まずここで、一回目の絵の具を乾かさないと、次の層が塗れないのだ。色が混ざってしまうので。

「色」が大好きなオウムがさっそく飛んで来て無理やり参加しようとする。が、とてもかまっている暇はないので、無理矢理キッチンに押し込める。

さて、メールやメッセージのチェックをすまして、さらに第二層目のペイント。

一時間半ほどペイントして、再び中断。絵の具を乾かす間に、今度は掃除と洗濯。

第三層まで来たところで、いよいよメインの「人物」にかかる。いつもは「中心となるもの」から描き始めるのだけど、今回は珍しく最後。

これもすべて慣れない「絵の具」のせい。人物を描くのに使った「黒いクレヨン」のようなこの画材。先日、偶然発見して
「ぜひ試してみたい」
と、ずっと思っていたもの。

という具合で、試し試し筆を進めながら、絵の具を乾かす間に
「料理、レッスンの準備、皿洗い、電話、ピアノレッスン、日本語レッスン」
を、順にこなしていく。

最終的にレッスンが終わったのが夜の8時半。それと同時にペイントも終了。やっとTシャツが完成。

本当はここで
「アイロンをかけて絵の具を定着させる」
のだが、すでに朝からの作業で疲れ切っており
「このまま着てしまえ!」
と、ハンガーにかけて写真撮影。

思いがけず描き込んでしまい
「これならキャンバスに描けばよかったかな」
と一瞬思ったものの、ま、いーか。

せっかく参加するのが「国際フェスティバル」なので
「どこかに日本らしさを入れたい」
と急に思いつき、頭をひねるがすでに夜の10時。

ふと、大須で買った古着物の「黒い羽織」があることを思い出す。
「シャツの上に羽織をはおったらいいのではないか?」

さらに「スペイン的」な要素もほしい。ということでセビジャ―ナスを踊る時に必ずつける
「花飾りを頭につける」
ことに。

考える時間がないので、とにかくすべて
「ひらめき、即断、決定」
で、進んで行く。

はたして。「自前の衣装&着こなし」の結果は。明日のブログで写真入りで紹介することにいたしましょう。
(明日に続く)

Tt