猫にも弾けるアルペヒオ

「秋のピアノ発表」会に向かって、ピアノレッスンはどんどんスピードアップ。ぐんぐんと突き進む。なにしろあと一か月あまり。まだ日程は決まっていませんが、11月末の予定。また決まり次第、お知らせいたします。

この手の主は、五歳になるミリアムちゃん。かわいー。手がぷっくり。練習しているのは古い「ディズニー映画」の曲。

「ドミソド、ドソミド、ドレミファソラシドシ、ソ、ソー」
と、子猫たちが歌いながらピアノを弾くシーン。ご存知でしょうか。

「猫が弾いてるピアノの曲を弾きたい!」
という本人の希望でスタート。
「えっ、なに?猫がピアノ弾くの?」
って、最初は何のことを言ってるのかわからなかった(笑)。アニメだったのね。

この曲は「アルペヒオ」の練習にもなっているので、指使いや鍵盤の位置をおぼえるのにとてもいい。というわけで「猫にも弾けるアルペヒオ」を目下練習中。

まずは、キャラメルを「ド」に配置(写真二枚目)。「ド」から「ド」まで弾く練習。それからメロディに移る。

とはいえ、両手でメロディを弾くので、左手のパートは私が担当。
「じゃ、一緒に弾くよ!ウン、ドス、トレス、クアトロ」

これが、子供たちは大好き。一緒に弾きたくてしょうがない。
「一緒に弾こうよ~」
って、いつも誘ってくる(笑)。

四つの手で弾けば、ハーモニーも重厚になるし、リズムも刻まれる。それになにより一緒に並んで弾くって、楽しいよね。

私は毎日、いつも誰かと肩を並べている。体温を感じられる距離で。そこにはいつも音楽があって。なんてすばらしいコミュニケーションの道具なのだろう。楽器って。音楽って。

今期は新しい生徒さんが増えて、かなり忙しくなった。週に三日は夜の八時半時まで、ピアノ部屋にこもりっぱなし。これで誰も、何も言わないご近所のみなさんにも感謝。ムーチャスグラシアス!

まずは秋の発表会までがんばりましょう。