マラガ的スイカの切り口

いきなりですが、昨夜ブログの投稿作業をまちがえたようで、今日のアップが遅れました。すみません。

あわてて直してますが、せっかくなので「マラガのスイカ」を紹介することにします(写真)。見た目は日本のスイカとあまり変わりません。が、明らかにちがうのは
「スイカの切り口」
です。

日本のように「スパッ」と、きれいにカットされていない。この
「何度も包丁を入れ、力で突き進んでぐいぐい切っていった」
感が残る、この切り口。これこそ、マラガ。オーレ!

グラフィックデザイナーの方だったらさぞかし
「気持ちの悪い」
「中途半端な状態」
でありましょう(笑)。気になりますよね。

が、マラガの庶民的なエル・パロ地区ではこの
「子供が切ったようなギザギザでこぼこカット」
が、主流です。

「切ってあれば、それでいいじゃん」
という。このおおざっぱさ。お店の人もお客さんも。お互いに平気なので、それでよし。

スイカがこうなのだから当然、生活もこの延長上で進んで行く。どこを見ても
「ピシッ」
としていないマラガ。

でも、なんというかこの
「直線が少ない生活」
を、私はとても愛しています。手書きの線にあふれた暮らし。スイカの置き方だって、勝手気まま。

そのありのまま感が「不思議な波動」となって、マラガを包んでいる気がします。