今年に入り「ちびっこアート教室」がスタート。最初はさすがに戸惑ったものの、最近すっかり調子が出てきた。なにしろやってる自分が楽しい（笑）こんな仕事があったなんて。

子供たちだって慣れたもので、部屋に入るやさっそく、マーカーやはさみ、テープをテーブルにずらーっと並べる。百均のマーカー、大活躍！また日本帰国時に入手せねば。

いちおう「三十分がアートで、残り三十分がピアノ」。ということにはなってますが、そう時間で区切れるわけもなく、絵を描いてると思ったら、いきなり立って弾きだしたり。と、思ったら、踊りだしたり。

なんでもあり。さらに最近は
「これ、おやつなんですけど・・・いいですか？」
と、バナナやサンドイッチ、ヨーグルトなんかを手渡される。

というわけで、おやつタイムもあり（笑）。すごい教室だな。この辺がマラガ。おおざっぱでおおらか。子どもたち、のびのび育ってます。こういう私も、実は両親にのびのび育ててもらったので、今とても感謝しています。

ふつうなら「常識で考えればダメ」ということを、ことごとく「受け入れてくれた」（受け入れざるをえなかった？）両親のおかげで、今の私がある。ピアニストになれたのも、ベラと暮らすことができたのも、スペインに住むことができたのも。

今、子供たちと毎日を過ごしながら、自分の小さい頃、そして子を想う親の気持ちを、しみじみと思う。