コルドバのパティオ祭へ行こう

マラガのお隣県のコルドバでは、毎年五月の第一週、二週に「パティオ祭」が行われます。と言いつつ、これまで行ったことが一度もない。二十年もマラガに住んでいて。日本からわざわざお越しのみなさんも、いらっしゃるというのに。

「自分でも信じられない。マラガから電車で一時間で行けるというのに」
と、あきれながらハビ吉に言うと
「あ、僕も。パティオ祭って、どんなの?」
「えっ、行ったことないの!スペイン人のくせに?」
「ももに言われたくないよ」

と、いうわけで、急きょ「コルドバ行き」が決定。パティオ祭の期間中はすごーく込むとは思いつつ、ハビ吉の手配の速いこと。あっというまに電車のチケットを予約、宿泊先も決まり、一泊二泊の観光が決定。

二人の休みが限られており、かつ日程がなかなか合わないので
「現地集合!現地解散!」
ハビ吉はマドリッドから、私はマラガから電車で行き、コルドバで一緒に過ごした後、再びそれぞれマドリッドとマラガに帰る、というもの。

「あー、アイフォンがあってよかった。ありがとう」
ハビ吉は、自分でプレゼントしておきながら、ためいきまじりに感謝さえした。宿泊先、チケット、コルドバ情報、地図・・・すべてアイフォーンを通して送られて来る。

とても便利。なのはいいが
「これでアイフォーンが、つかなかったらどうなるんだろう」
と思うと、ぞっとする。やはり最低限は、紙に書いておこう。宿泊先とか電車の時間とか。アイフォーンを信じていないのではなく、自分を信じられないのだ。

「ところで、宿泊先だけど・・・」
メッセージの吹き出しが、話しかけてくる。
「民泊にしたよ。僕と同じAirbnbに登録されてる家。内装とか・・・すごくもも好み。絶対気に入ると思うよ!」
「どんなの?」
「見てのお楽しみ」

ふーむ。現地集合、現地解散のコルドバの旅。どうなることやら。また写真付きでご報告いたします。

※写真は「缶を開けることをおぼえたオウム」です。この間、ビール缶が二つ、開けられてました(涙)。三枚目は「自分のお皿を投げ飛ばし、お昼が食べられないオウム」の図です。本当に困っています。