サルサ教室の話

今日は「サルサ教室」の話。通い始めてはや三か月。「サルサ教室」とは言いながら、サルサ以外に「メレンゲ」「バチャータ」「チャチャチャ」まで踊ります。

ま、ラテンの踊りなので、どれもポイントは「腰の動き」。
「体は動かさずに、『腰だけ』動かして!」
って、先生。そんなこと、ふつうの日本人はできませんよ。

「ほら、こうやって・・・ねっ!」
「・・・・・」
見ただけで、どうやっても無理。な動き。ま、練習すれば多少は動くようになるかもしれませんが、この年になって急に腰だけ動かすと「腰痛」になりそう。なくらいの、動かし方。

「まず、骨盤を前に出す。次は後ろに。それから右に。最後は左に。別々にやってみましょう!」
「・・・・・」

ほとんど、リハビリ状態。哀しげな目で、私の「前後左右エクササイズ」を見つめる先生。少しでも応えたいとは思うが、心は腰にはついていないのだ。

まずは、個人ステップの練習。それが終わると「男女ペア」になっての練習。ところが、ここで問題が発生。
「困ったわねー、男不足!」

そう、ダンス教室という場所は、圧倒的に女性の方が多いのである。だから、男性はおおいにもてる。全然、踊れなくたって
「一緒に踊って~」
と、奪い合い状態(笑)。

で、仕方なく、女性の誰かが「男性役」をしなくてはならない。そう、「宝塚現象」が、ここで生まれるのである。男性のステップは、女性のステップとまったくちがうので、かなり混乱する。

まず、最初に踏み出す足からして、女性は右、男性は左。そして、リズムの拍を取るのも、女性は右足、男性は左足。さらに、毎週おぼえていかなくてはならない、複雑な名前のついたステップなど、頭から湯気が出そうになる。

で、なぜか二十人以上いる女性群の中で、「白羽の矢」が、私に当たるのである。一回、二回、三回・・・五回・・・八回・・・と。
「ま、新人だし、六十歳前後の方が多いから仕方ないか」
と、最初は思っていたが、あまりに男性役ばかり当たるので
「これでは、男性と一生、踊れない気がする。女性の恋人がほしいなら別だけど・・・」
と、みなさんの前で訴え、笑われながら晴れて女性役にしてもらった。

ところが、久しぶりに女性役をしたら、すっかり踊れなくなっているではないか。なんという。自然に左足が出てしまう。女性はリードされなくてはならないのに、男性を押し出して、私がリードしてしまう。
「あ、あ、あ・・・これはいかん」

というわけで、改めて女性のステップを、現在練習中。なんとか夏までに「サルサ」「メレンゲ」「バチャータ」「チャチャチャ」の基本ステップを、マスターして踊れるようになりたい!

新しいステップを覚えるのに必死で、写真なし。すみません。もう少し余裕が出てきたら、ぜひ写真つきで紹介しましょう!(せっかくなので「竹をすごい勢いで食いちぎるオウム」の姿を紹介します)

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