セビジャーナスと地中海ビーチカフェ

今月からいよいよ「セビジャーナス」の教室に通うことになった。マラガを含む南スペインの伝統舞踊である「セビジャーナス」は、基本的にお祭りで踊られる。ここマラガでは、八月中旬の夏祭りがメインイベント。

というわけで、なんとか「夏祭りで踊るために」「四ヶ月で覚えよう」というプロジェクトなのである。うちから自転車で、三十分かけて通っているのだが、そのダンス教室の場所がなんと! すてきなビーチカフェの近くなのだ、オーレ!(写真参照)。

この場所は「Baños del Carmen(バーニョス・デル・カルメン)」といい、マラガっ子の人気スポット。セントロからバスで十分。カフェに、ランチにとても便利。敷地内には小さなビーチもあります。マラガにお越しの際はぜひ、足をのばしてみてください。

で、セビジャーナス。なのだが、サルサとちがって、足の動きと同じくらい「手の動き」が、大切であることがわかった。

サルサの命は「リズムと腰の動き」だが、こちらはフラメンコよろしく、手をひらひら、くねくね。腕全体を、生き物のように動かねばならばい。さらに、手と足の動きがシンクロしないと、かっこよく決まらない。のである。

一回目のレッスンでは、始めてわずか十五分で頭がショートし、湯気が「ぱふっ」と出た。リズム感はいい方なのだが、柔らかい動きは超苦手。音楽もリズムが取りにくい。民謡だから。

で、ふらふらになりながら、レッスンを終了。果たして四ヶ月で踊れるようになるのか。ちょっとわからないが、先生も仲間もとてもいい人たちで、みんなして励ましてくれる(涙)。やるっきゃないでしょう!これは。

レッスンで力を使い果たし、そのまま自転車に乗って帰ることができず、ビーチカフェへ。地中海を眺めながら、至福の一杯。あぁあ、これぞマラガ。ここでは太陽と海が、体内電池をいっぱいにしてくれる。

運動不足解消。体力、筋力トレーニングもかねて始めたサルサとセビジャーナス。しかし、今のところ一番使っているのは、「頭」のような気がする。