ピアノレッスンにタブレット登場

この一月に、後藤KKから譲り受けた「タブレット」。器械に弱い私が、なぜそのようなもの所望したかと言うと、実は「ピアノレッスン」に使いたかったから。なにしろ子供たちが映画を見るたびに
「あの映画の曲が弾きたい~!」
と大騒ぎするので、とりあえずYou tubeに接続して
「どの曲か」を教えてもらい、「楽譜をチェック」。

映画のタイトルだけでは、その中のどれのテーマなのかわからないし、実際に弾けそうなレベルかもわからない。で、タブレットの登場なのである。ピアノを前に、曲を聴いたり、楽譜を見たり、弾いたりできる!

さて、最初はちまちまとタブレットをいじくっていたのだが、その手つきを横でじーっと眺めていた子供たちが
「ちょっと貸して!」
と、私の手から奪い取り、みるみるまに使いこなす。画面のふちをポンポンと軽く叩くと、楽譜が戻ったり進んだりするのだ。知らなかった。

「すごいねぇ」
と、感嘆の声をもらすと
「こんなの誰でもできるよ」
だって。そうでしょうとも。今、子供たちが夢中なのは「La La Land」というミュージカル映画の曲で、そこからいくつかのテーマを練習中。
「まだ見てないの?絶対、気に入るって!早く見てきて」
と、目をキラキラさせて言うので、この週末、私も行ってきます。

このタブレット。ピアノレッスンだけでなく、私自身の編曲や、ラテンピアノのリズムの勉強にも使っています。さらに、絵を描く時のBGMにも。作業をする場所に持って行けるので、とても便利。ただいま大活躍中!

「どうしたの?急に現代的になって」
と、子供たちから真面目な顔で尋ねられる今日、この頃。9月からIPod、11月からアイフォーン。そして1月からはタブレット。この急激な変化はなんなのか。

つい五年前まで、パソコンも携帯電話も持っていなかった、ロビンソンクルーソー的ライフを思うと、ものすごい進化である。猿がいきなり電子レンジをチン!している図。みたいな。

「ふっふっふ、三つも持ってるもんねー」
といばっていたら、子供たちはため息をつきながら
「ああ、よかった。やっと、ふつうになった」
だと。そのうえ、ラインっていうんですか。「メッセージやりとり」の申請をしてきた。それも夜の十一時半に。
「子供はもう寝る時間です。こんな遅くに何やってるの?」
と、聞いたら
「今、自分の部屋~」
って。ったく。でもまあ「おやすみなさーい」って、ハートつきで打ってくるので、許すことにしよう。