ニッポンからスペインへ、私は毎回大量の「文房具と食料」を運び込む。そのせいでスーツケースの大部分は、しょうゆや絵の具などに占められ、これがやたらに重い。本当は「本」も入れたいのだが、美術本などは恐ろしく重く、仕方なくブックオフの文庫本を十冊程度（涙）。

さて、私が持ち込む食料品の定番といえば、しょうゆ、みそ、だし、のり・・・に始まり、芋けんぴ、さらにかりんとうで終わる。「かりんとう」であえてしめたのは、私の大好物だから。スペインのスイーツなんて足元にも及ばない、偉大なるニッポンのかりんとう！

ところが。この風味と歯ごたえがたまらなく好きなのは、私だけではなかった。のんきにポリポリやっていたら、なんと！オウムが参加。いや、参戦。いきなり争奪戦。

クッキーくらいなら許せても、日本からわざわざ運んだ価値ある、限りあるかりんとう。そう簡単に食べられてなるものか。