ももちゃん、専門学校に参加する

KUROです。代理投稿5日め。

私は4月から8月までの間、非常勤講師として、名古屋駅の近くにある「トライデントコンピュータ専門学校Webデザイン学科で「カラーデザイン」の講義を担当しています。

毎年、どうやったら「身につく学習」が出来るのか、あれこれ頭を悩ましているのですが、架空サイトのカラーデザインだとどうしても現実感が薄く「適当」な感じで終わりやすいので、ここはひとつ実際に動いているサイトに着色してもらうのがいいかもということで、今回、このブログのカラーデザインを学生さんにしてもらうことにしました。

丁度タイミング良く、ももちゃんが7月に帰国するということで、「専門学校に来て欲しい」と依頼したところ「いいですよ」と快諾のお返事が。学校の先生からもOKのお返事をいただけたので、7月7日、講義に参加してもらいました。

参加するに当ってももちゃんにお願いしたことは2つ。ひとつは、学生さんの前で自己紹介してもらうこと。もうひとつは、学生さんのプレゼンテーションに対して、ひとりひとりに平等な長さで良かった点をコメントしてもらうこと。

まず最初に、学生さんに自己紹介してもらうことにしたのですが、みんな短い。そうしたらももちゃんが「では、私が質問してもいいですか?」と言って誘導していくので、流石だなぁと感心していたら、2つめの質問がなんと「後藤先生(私のこと)の印象はどうですか?」。そんな、答えにくいでしょうがw。でも、みんな、きちんと真面目に答えてくれました。偉いなぁ。

次にももちゃん自身の自己紹介となったのですが、開口一番「せっかくですので、スペイン語でご挨拶をします」とおっしゃる。学生さんの目がまさに「・」になり、中には口をぽっかり開ける子まで。更に、その、スペイン語の自己紹介の長いこと長いこと。一体この先どうなるのか読めない展開の中で、学生さんの肩に力が入ってどんどんつり上がって行く。後で聞いたら「これだけは前から決めてました。でも、止められたらいやなので言いませんでした」とのこと。いやいや、こんな面白いこと……じゃなくて、学生さんにとってスペイン語に触れるいい機会を止めやしませんって。さすが、ももちゃん。一筋縄ではいきません。

その後、学生さんにプレゼンテーションをしてもらい、ももちゃんに2つめにお願いをしてあった「ひとりひとりに平等な長さで良かった点についてコメントを」の時間となりました。

すごく難しいんですよ。「平等な長さで良かった点を述べる」のって。良い点が沢山ある子もいれば、なかなか見つけにくい子もいるので。しかも、ももちゃん、スペインでの生活が長く、日本語も若干怪しくなってきてるし。しかし、きちんとメモを取り、どの子にも平等にたくさんのコメントをしてくださいました。

ボキャブラリって、常日頃使う言葉の積み重ねだと思うんですね。毎日ネガティブな言葉しか使っていなければ、そういう単語しか出てこないし、毎日ポジティブな言葉を使っていれば、自然と良い言葉が出るようになる。言葉の選び方をみて、改めてももちゃんの生きる姿勢を感じました。

学生さんが出してくれたカラーデザイン案は以下のようなもの。ブログには全部の色はつけられないので、話し合いにするか、コンペにするか悩んだのですが、最終的にももちゃんに選んでもらうことにしました。さて、どういう配色になるでしょうか。結果は後日のお楽しみということで。

学生さんに作っていただいたカラーデザイン案です。
学生さんに作っていただいたカラーデザイン案です。

ももちゃん、無理なお願いにも関わらずご協力いただきありがとうございました。トライデントコンピュータ専門学校Webデザイン科の河口先生、高木先生にもお世話になりました。ありがとうございました。