パンツをずり落としてはく若者文化

この1か月半で
5キロもやせてしまった私は
ウエストのサイズが
いきなり2サイズは下がった。

そのことに気づいたのが
近所のスーパーに
食料品の買い物に行った時である。

両手にずっしり重い袋を抱え
道路を渡ろうとした
その時であった。

「うわああっ」
なんと私のショートパンツが
ずるずるずる、と
腰からずり落ち始めたのである。

「やややっ」
なんとか引きずり上げたいが
両手には食料品の袋。
さらに信号機は黄色に変わりつつある。

「ぐわぁ~」
腰をかがめながら
全速力で走る。

「うわははぁー」
やっと道路を渡りきり
スーパーの袋を道端にどっかと下ろし
空いた両手であわてて
ショートパンツを引き上げるが・・・

なんと、へそは丸見え。
ショートパンツはやっと
腰にひっかっかっている、という感じ。
骨盤が張っていて本当によかった。

で、はた、と気づいた。
最近スペインの若者の間で
「パンツをわざと、ずり落としてはく」
と言うスタイルが流行しているが
まさに、これではないか。

「うーむ」
ポイントはずり落とした部分に
ちょうどブランド名の入った
パンツのバンドの部分が
見えるようにしなくてはならないらしいが
(ピアノ教室にくる15歳の
ビクトルの説明による)

もしかして
この流行を作った人は
やせて、パンツがずり落ちた瞬間
「あっ、これいけるかも」
って、新しい流行を発見したのかな。
んなわけないですね。