バイオリンの精

CIMG8865 「ももギャラリー」今日は、「バイオリンの精」を紹介します。

「楽器には、精が宿っている」
と、いつも感じる。
みんな同じようで、それぞれ性格がある。
ピアノもそう。
ホテルやライブハウス、レストランに弾きに行くたび
そのちがいに驚かされる。
音量も、鍵盤のタッチも、音のクリアーさも、バランスも、まるでちがう。

だから弾き始めた最初の数分は、いつも居心地が悪い。
楽器を知るのに、数分かかる。
弾きながら、どういう子なのか、わかっていく。
だから、精。
やさしい子、頑固な子、静かな子、派手な子、地味な子・・・
いろんな子がいるけれど
べラのバイオリンは、女の子の精が、住んでいる気がする。
ちょっと恥ずかしげで、控えめで。でも我慢づよい。

なんて名前なのかなぁ。