マドリッド自然科学博物館

CIMG5071 CIMG5077 CIMG5057 CIMG5062 CIMG5048 CIMG5083 CIMG5044 CIMG5050 さて、ランチの後は
「自然科学博物館」へ。
マドリッドのいい所は
どこにでも、地下鉄&バス
で行けること。

この博物館も65歳以上は
無料!ということでベラの
頬がゆるむ。
「長生きしてよかった・・・」
大使館の出費が痛かった
だけに喜びも大きい。

さて、この博物館の目玉
は、ご覧のとおり恐竜たち。
夏休みで子どもたちが
いっぱいー、うるさいー。
考古学博物館のあの
静けさは何だったのか。
100倍くらいすばらしい
展示物なのに
人がいなかったなぁ。

さて、この博物館の
いいところは
「こんなに昔の生き物たち
は大きかったのか」
を体感させてくれるところ。
動物も植物も、何もかもが
ビッグサイズ。
図鑑で見るのではない
本当にこんな大きな生き物
がいたんだ・・・と
実感させてくれる。

「タイムトリップ」こそ
博物館の醍醐味。
ふだんなら会えないもの
に出会える場所。
流れている時間が
ちがう。

いつもは大きいベラが
小さく見える(笑)
見上げる楽しさ。

ベンチで休憩。
これからどこへ行くか
作戦をたてる。
帰りの電車まで
まだ4時間ある。
「どこに行きたい?」
「どこでも。ももは?」

「昨日の考古学博物館に
もう一回、行っていい?」
「ええーっ、昨日行った
ばかりだよ」
「だって、もっとじっくり
見たいんだもん」
「はぁ~」
仕方なく、のろのろと
立ち上がるベラ。

日本の母に
「象プリンス」
とあだ名をつけられて以来
象に、親近感をおぼえる
らしい。

「こんなに歩いたのは
日本で、伊賀上野に行った
とき以来かも・・・」
あのときは忍者のために
6キロ歩いたのだった。

「もうこれで、日本に行く
まで歩かなくていいな」
静かに一人、結論を出す
ベラだった。

(明日につづく)